こ【鉤】
《「こう(鉤)」の音変化》巻き上げた御簾(みす)を掛けておくかぎ形の金具。「御簾の帽額(もかう)、総角(あげまき)などにあげたる—のきはやかなるも」〈枕・二〇一〉
こ【鼓】
打楽器で、胴に革を張って打ち鳴らすもの。太鼓。つづみ。
こ【来】
動詞「く(来)」の命令形。平安時代までは「よ」をつけない形で用いられた。→来(く)る「この寮(つかさ)に詣(まう)で—」〈竹取〉
こ【呼】
《call》電話網などの通信回線における接続のこと。主に音声通信にかかわるものを指す。→呼制御
こ【是/此】
[代]近称の指示代名詞。これ。ここ。 1 眼前の、または話題の事物をさし示す。この。「沖つ鳥胸(むな)見る時羽たたぎも—も相応(ふさ)はず」〈記・上・歌謡〉 2 話し手に近い場所をさし示す。ここ...
こ【小】
[接頭] 1 名詞に付いて、小さい、細かい、などの意を表す。「—馬」「—石」 2 名詞に付いて、わずかな、少しの、などの意を表す。「—雨」「—降り」 3 数量を表す名詞や数詞に付いて、わずかに及...
こ【濃】
[接頭]名詞に付いて、そのものの色や密度などが濃いという意を表す。「—酒」「—染め」
こ【故】
[接頭] 1 姓名・官職名などに付いて、その人がすでに死亡したことを表す。「—山田一郎氏」 2 官位や地位を表す語に付いて、それがもとのものであることを表す。前の。「—中宮の大夫」
こ
[接尾] 1 名詞または動詞の連用形に付く。「こ」の上に促音が加わることもある。 ㋐…のこと、…することの意を表す。「あい—」「慣れっ—」 ㋑二人以上で同じ動作を互いにすることを表す。「かわりば...
こ【処】
[語素]名詞・代名詞の下に付いて、場所の意を表す。「こ—」「そ—」「いず—」