まき‐ばしら【真木柱/槙柱】
[名]檜(ひのき)や杉で作った柱。「—作る杣人(そまびと)いささめに仮廬(かりほ)のためと作りけめやも」〈万・一三五五〉
(真木柱)源氏物語第31巻の巻名。鬚黒(ひげくろ)大将が玉鬘を愛人と...
まくら‐がえし【枕返し】
1 枕の向きを変えること。特に、人が死んだとき、北枕に変えること。 2 木枕を多く重ねて手でささげ、自由にもてあそぶ曲芸。
まこと‐の‐みち【真の道】
1 仏の道。仏道。「浮世をいとひ、—に入らせ給へども」〈平家・灌頂〉 2 本来あるべき道。本来守るべき道。「大むねすなほにおだしく侍らん、—なるべし」〈ささめごと〉
まだ‐まだ
[副]まだるっこく感じられるさま。ぐずぐず。だらだら。のんべんだらりん。「—ながらへ、臆病者、腰抜けと指さされんは」〈浄・嫗山姥〉
まつやに‐ろうそく【松脂蝋燭】
昔、笹(ささ)の葉に松脂を包んで棒状にし、蝋燭の代わりにしたもの。
まつり【祭(り)】
1 神仏・祖先をまつること。また、その儀式。特定の日を選んで、身を清め、供物をささげて祈願・感謝・慰霊などを行う。祭祀(さいし)。祭礼。俳諧では特に夏祭をさす。《季 夏》「宵に睡(ね)て又目の醒...
ま‐て【真手】
両手。「御手洗(みたらし)に若菜すすぎて宮人の—にささげて御戸(みと)開くめる」〈山家集・下〉
まめ【豆/荳/菽】
[名] 1 マメ科植物の種子。特にそのうち、食用にするものの総称。大豆(だいず)・小豆(あずき)・ササゲ・エンドウ・ソラマメ・インゲンマメ・ラッカセイなど。マメ科の双子葉植物は約1万9500種...
まめ‐へん【豆偏】
漢字の偏の一。「豇(こう)(ササゲ)」「豌(えん)」などの「豆」の称。
まん‐どう【万灯】
1 数多くの灯火。 2 四角い枠に紙をはって箱形にし、「某社御祭礼・氏子中・子供中」などと書き、下に長い柄をつけてささげ持つもの。祭礼などに、中に灯火をともして担ぎ歩いたり飾ったりする。万度(ま...