ご‐けい【五刑】
1 古代中国で行われた五つの刑罰。墨(ぼく)(いれずみ)・劓(ぎ)(はなきり)・剕(ひ)(あしきり)・宮(男子は去勢、女子は幽閉)・大辟(たいへき)(くびきり)をさす。→九刑 2 日本の律で規定...
ご‐げん【御見】
《「御見参」の略。「ごけん」とも》お目にかかること。御面会。江戸時代、主に遊女が用いた語。「忙(せは)しき—に枕も取らず」〈浮・万金丹・五〉
こう‐にん【降人】
降参した人。こうじん。「樋口次郎は—なりしが、しきりに首の供せんと申しければ」〈平家・九〉
こうしゅ‐ほうしき【耕種方式】
栽培作物の、種類・配置・作付順序などの組み合わせ方。三圃式(さんぽしき)・穀草式・輪栽式などがある。
こころ‐の‐あき【心の秋】
1 心に飽きがくること、人に飽きられることの「飽き」を「秋」に掛けていう。「しぐれつつもみづるよりも言の葉の—にあふぞわびしき」〈古今・恋五〉 2 寂しく哀れに感じること。「いつまでのはかなき人...
げ‐ろう【下﨟】
1 修行年数の浅い僧。⇔上﨟(じょうろう)。 2 官位・身分の低い者。⇔上﨟。「同じ程、それより—の更衣たちは、まして安からず」〈源・桐壺〉 3 下人。しもべ。下郎(げろう)。「あやしき—なれど...
けらま‐しょとう【慶良間諸島】
沖縄本島西方の諸島。渡嘉敷(とかしき)島・座間味(ざまみ)島などからなる。山地にすむケラマジカは天然記念物。沿岸は珊瑚礁(さんごしょう)が発達しており、平成17年(2005)ラムサール条約に登録...
けわし・い【険しい/嶮しい】
[形][文]けは・し[シク] 1 傾斜が急で、登るのに困難であるさま。「—・い山道」 2 困難や危険な事態が予想されるさま。「再建への道は—・い」 3 怒りや緊張のため、言葉や表情などがとげとげ...
け‐はれ【褻晴れ】
褻のときと晴れのとき。日常と、儀式ばった特別のとき。「ことにうち解けぬべき折節ぞ、—なくひきつくろはまほしき」〈徒然・一九一〉
けん‐かん【顕官】
1 地位の高い官職。また、その官職にある人。 2 律令制の下級官職のうちで重要とされた官。外記(げき)・史(ふひと)・式部丞(しきぶのじょう)・民部丞・左右衛門尉(えもんのじょう)など。