いちねん‐おうじょう【一念往生】
1 臨終のときに一度だけ阿弥陀仏を念ずれば、極楽に往生するということ。 2 浄土真宗で、阿弥陀仏の名号を唱えていれば極楽に往生できるということ。
いちばん‐てんじょう【一番天井】
株式相場や為替相場などの上昇局面において、何度かある高値のうち最初に付けた高値。またはその状況。→天井値 →二番天井 →一番底
いちぶつ‐じょう【一仏乗】
「一乗(いちじょう)」に同じ。
いちや‐じょう【一夜城】
豊臣秀吉が小田原城を攻める時に一夜で築いたという、箱根石垣山の城。
いっかい‐そうじょう【一階僧正】
一定の順序を経ずに、ただちに僧正に任じられること。また、その人。「—なんどをも申すべきか」〈平家・三〉
いっけん‐じょう【一見状】
中世の文書の一形式。武士が差し出した着到状・軍忠状の奥または袖に、大将や奉行人が承認したしるしとして「一見了」などと記し、花押(かおう)を書いたもの。
いっこく‐いちじょう【一国一城】
1 一つの国と一つの城。また、それを領有すること。 2 一つの国に城を一つだけ置くこと。元和元年(1615)江戸幕府が諸大名の軍事力を抑えるため、領内で居城以外の城を破却させた「一国一城令」による。
いっさい‐うじょう【一切有情】
「一切衆生(いっさいしゅじょう)」に同じ。
いっさい‐かいじょう【一切皆成】
《「一切皆成仏」の略》仏語。一切の衆生にはみな仏性があるから成仏が可能であるということ。
いっさい‐しゅじょう【一切衆生】
仏語。この世に生を受けたすべての生き物。特に人間をいう。生きとし生けるもの。一切有情。