俑(よう)を作(つく)る
《孔子が、人形を死人とともに埋めることを殉死の悪習が生ずるもとになったとして憎んだという「礼記」檀弓下の故事から》よくないことを始める。悪(あ)しき前例を作る。
ゆる・む【緩む/弛む】
[動マ五(四)] 1 ぴんと張ったものがたるむ。締めぐあいが弱くなる。ゆるくなる。「ねじが—・む」「ひもが—・む」 2 緊張がほぐれる。油断する。「気が—・む」 3 厳しかった状態・程度がゆる...
りゃくしき‐めいれい【略式命令】
略式手続きによって発せられる簡易裁判所の命令。これが確定すると、確定判決と同一の効果を生ずる。
やり‐そん・ずる【遣り損ずる】
[動サ変][文]やりそん・ず[サ変] 1 やりそこなう。しそんじる。失敗する。「仕事を—・ずる」 2 乗り物を扱いそこなう。「大臣殿(おほいとの)の御牛飼は…車—・じて斬(き)られにける次郎丸が...
やり‐そん・じる【遣り損じる】
[動ザ上一]「遣り損ずる」(サ変)の上一段化。「仕上げを—・じる」
ゆ・す【揺す】
[動サ変]琴(きん)を弾くときに、弦を左の指で押してゆすり、余韻を波打たせる。「昼はいと人繁く、なほ一たびも—・し按ずるいとまも心あわたたしければ」〈源・若菜下〉
ゆいま‐え【維摩会】
維摩経を講ずる法会。10月10日から7日間、奈良の興福寺で行われる。維摩講。《季 冬》「—にまゐりて俳諧尊者かな/鬼城」
ゆずり‐は【譲葉/交譲葉/楪】
ユズリハ科の常緑高木。本州中部以西の山林に自生。葉は長楕円形でつやがあり、裏面は白緑色で、柄は赤く、枝先に集まって互生する。雌雄異株。初夏、黄緑色の小花をつけ、実はやや丸くて藍色。庭木とし栽培さ...
ゆみや‐の‐みち【弓矢の道】
1 弓を射るわざ。弓術。 2 弓矢に関する道義。武道。また武士道。「—、死を軽んじて名を重んずるを以て義とせり」〈太平記・一〇〉
指(ゆび)を切(き)・る
遊女などが、客への心中立てのために小指を切断する。「—・りて男に報ずるは、傾城の心中の奥儀とす」〈色道大鏡・六〉