げん‐てい【舷梯】
船べりに取り付けて、乗船・下船に用いるはしご。ふなばしご。タラップ。
げんし‐きみょうだん【玄旨帰命壇】
中世の天台宗で行われた秘法。摩多羅(またら)神を本尊として、秘密裏に師から弟子に奥義を口伝するもの。のち真言宗の一派立川流の影響を受け、愛欲貪財の邪教と化し、江戸中期に禁圧された。
けん‐ぼうすい【腱紡錘】
腱の内部にある受容器。腱の緊張状態を反射的に中枢神経に送るはたらきをする。
けん‐じゃ【賢者】
《「けんしゃ」とも》 1 道理に通じたかしこい人。賢人。⇔愚者。 2 仏語。善を行い悪を離れてはいるが、まだ真理を悟るにいたらず、凡夫の段階にとどまっている者。聖者(しょうじゃ)の下の段階。
げんしかんりょく‐けんびきょう【原子間力顕微鏡】
走査型プローブ顕微鏡の一。鋭くとがった探針(プローブ)を試料表面に近づけたり接触させたりして、それらの原子間にはたらく力を利用し、原子レベルで試料表面の立体構造を観察する顕微鏡。走査型トンネル顕...
けん‐みゃく【見脈】
1 (「検脈」とも書く)脈をみて診断すること。「検温—」「—にして病を指す」〈滑・浮世風呂・前〉 2 外見から推察すること。「旅を歩くが商売といったら、たいてい—でも知れさうなことだ」〈滑・続膝...
けら【鉧】
日本古来のたたら吹き製法によって砂鉄からつくられる、海綿状の粗鋼。
けまん‐そう【華鬘草】
ケシ科の多年草。高さ約60センチ。葉は大きく、羽状複葉。晩春、淡紅色の心臓形の花を総状に垂らして咲く。中国の原産で、古くから観賞用に栽培される。ふじぼたん。たいつりそう。《季 春》「—咲きゐたら...
ケルマーンシャー【Kermānshāh】
イラン西部の都市。ケルマーンシャー州の州都。旧称バーフタラーン。ササン朝ペルシアのバフラーム4世が建設した町に起源する。クルド人、およびイスラム教徒シーア派が多く居住する。近郊にササン朝時代の遺...
けん‐えん【慊焉】
[ト・タル][文][形動タリ]《「慊」には満足と不満足との二様の意がある》 1 あきたらず思うさま。不満足なさま。「心中、—たるものがある」 2 (多く下に打消しの語を伴って用いる)満足に思うさ...