たる
《文語の断定の助動詞「たり」の連体形》 1 資格を表す。…であるところの。「学生たるもの、勉強すべきである」 2 取り上げた事柄を、強調して、説明する意を表す。「その表情たるまさしく鬼そのもので...
たる【樽】
酒・醤油などを入れて蓄えたり、持ち運んだりするための木製の容器。たがでしめた円筒状のおけの形をし、固定したふたがある。「酒(さか)—」
た・る【足る】
[動ラ五(四)] 1 「足りる」に同じ。「配慮が—・らぬ」「一見するに—・る」 2 満足する。「—・るを知らざる者は富むといえども貧し」
た・る【垂る】
[動ラ四] 1 物の末端が下方へさがる。たれさがる。「あさましう高うのびらかに、先の方少し—・りて」〈源・末摘花〉 2 したたる。流れおちる。「父の命はたくづのの白ひげの上ゆ涙—・り嘆きのたば...
たるい【垂井】
岐阜県南西部、不破郡の地名。美濃国府の地で、中山道の宿場町。茶・干し柿を特産。
だる・い【怠い/懈い】
[形][文]だる・し[ク]《「たるい」とも》 1 疲れや病気などで、からだを動かすのがおっくうである。かったるい。「高熱で全身が—・い」 2 しまりがない。ゆるい。「縄ガ—・イ」〈和英語林集成〉...
たるい‐ちょう【垂井町】
⇒垂井
たる‐いれ【樽入れ】
[名](スル) 1 不漁のとき、他の大漁のほうへ樽酒を贈ってともに酒宴して大漁にあやかること。 2 婚約成立のしるしとして、婿方から嫁方へ柳樽(やなぎだる)を贈ること。きまりざけ。
タルカ【Talca】
チリ中部、マウレ州の都市。首都サンティアゴの南約240キロメートルに位置する。農業地帯の中心地で、ワイン産地としても名高い。1818年、B=オイギンスがスペインからの独立を宣言した。
たる‐かいせん【樽廻船】
江戸時代、大坂から江戸へ、主として酒樽荷などを運んだ船。船足が速く、幕末には菱垣(ひがき)廻船を圧倒した。たるぶね。