たれ
醤油味の「たれ」に漬けて干した鯨の肉。千葉県房総地方南部の特産。
たれ【垂れ】
1 たれること。また、たれているもの。「更紗の—を下げた、どす暗い料理場で」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 垂れ駕籠(かご)のむしろ戸。 3 帯やひもの端の結び下がり。 4 剣道の防具で、胴の下に垂ら...
タレ
「タレント2」の略。多く複合語の形で用いられる。「外—(=外国人タレント)」
たれ【誰】
[代]不定称の人代名詞。近世からしだいに「だれ」が一般的となり、現代では文語脈の中に残る。「これにて見苦しとは—も得言わじ」〈鴎外・舞姫〉 「嬢子(をとめ)ども—をし枕(ま)かむ」〈記・中・歌謡〉
だれ‐ひとり【誰一人】
[連語]《古くは「たれひとり」とも》だれも。一人も。下に打消しの語を伴って用いる。「当時を知る人は—いない」「—として信じない」
たれ‐あま【垂れ尼】
髪を短く切って垂らしている尼。また、その髪形。そぎあま。さげあま。「頭髻(たぶさ)を剪(き)りて、形貌(かたち)は—」〈読・八犬伝・四〉
たれ‐えい【垂れ纓】
⇒垂纓(すいえい)
誰(たれ)かある
家人・下人などを呼ぶときの言葉。たれかおらぬか。「いかに、—」〈謡・安宅〉
誰(たれ)か烏(からす)の雌雄(しゆう)を知(し)らんや
《「詩経」小雅・正月から》烏の雌雄の区別を誰がつけられようか。人の心や物事の善悪・優劣の判定が難しいことのたとえ。
たれ‐かご【垂れ駕籠】
左右に藺(い)むしろを垂れ下げた小形のかご。