いき‐の‐した【息の下】
1 息の絶えようとする臨終の状態。「苦しい—から哀願する」 2 息をひそめて小声で話すこと。「わづかなる声聞くばかり言ひ寄れど、—に引きいれ、言(こと)少ななるが」〈源・帚木〉 [補説]この句の...
イグアナ【iguana】
有鱗(ゆうりん)目イグアナ科の爬虫(はちゅう)類の総称。原始的なトカゲで、約600種が含まれ、狭義にはそのうちの30種をさす。尾が長く、全長1〜2メートル。背に刃状の突起をもつ。ガラパゴス諸島に...
いなおおせ‐どり【稲負鳥】
古歌に詠まれた秋の鳥。稲刈り時に飛来するという。呼子鳥(よぶこどり)・百千鳥(ももちどり)とともに古今伝授三鳥の一。セキレイ・トキ・スズメ・バン・クイナなどとする諸説があるが、実体は不明。「山田...
いなむら‐やま【稲叢山】
高知県中央北部、土佐郡土佐町瀬戸にある山。石鎚(いしづち)山脈中に位置する。標高1506メートル。屋島の戦いで源氏に敗れた平家の落人(おちうど)が安徳天皇とともに山頂の洞窟に隠れたといわれる伝説...
い‐か【異化】
[名](スル) 1 《dissimilation》音変化の一種。同じ音、あるいは調音上類似している音が一語の中にあるとき、一方が別の音に変わる現象。「ナナカ(七日)」が「ナヌカ」または「ナノカ」...
うしく‐ぬま【牛久沼】
茨城県龍ケ崎市にある沼。周囲25.5キロメートル、面積3.49平方キロメートル、平均水深1メートル。富栄養湖でウナギ・コイ・フナなどの魚類が豊富。河童(かっぱ)伝説がある。
うち‐あ・げる【打(ち)上げる/打(ち)揚げる】
[動ガ下一][文]うちあ・ぐ[ガ下二] 1 空高く上げる。「外野フライを—・げる」「ロケットを—・げる」 2 波が物を岸辺に運び上げる。また、波が打ち寄せて岸に上がる。「浜に—・げられた海藻」「...
うぐいす‐な【鶯菜】
コマツナ・アブラナなどの、まだ若くて小さい菜。《季 春》「摘みそへよ膳のむかひの—/白雄」
いも‐え【芋餌】
釣り餌の一。煮たサツマイモをさいの目に切ったり練って固めたりしたもの。コイ・フナなどに用いる。
いなり【稲荷】
《「いななり(稲生)」の音変化という》 1 五穀をつかさどる食物の神、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)のこと。また、倉稲魂神を祭った、稲荷神社。 2 《倉稲魂神の異称である御食津神(みけつかみ)と...