押(お)しの一手(いって)
ひたすら目的を遂げようとする強引なやり方。「—でいく」
善人(ぜんにん)猶以(なおも)て往生(おうじょう)を遂(と)ぐ況(いわ)んや悪人(あくにん)をや
《親鸞「歎異抄」から》他力をたのみとしない善人でさえ往生できる。ましてや、悪業に苦しみ、ひたすら他力をたのむ悪人が往生できないわけがない。
そ【粗/麁】
[名・形動] 1 あらいこと。雑なこと。大まかなこと。また、そのさま。「表面の—なる物体に」〈寅彦・ルクレチウスと科学〉 2 粗末なこと。また、そのさま。「只管(ひたすら)服装の—なるを排して」...
やく‐と【役と】
[副] 1 一つのことに専念するさま。もっぱら。ひたすら。「酒を造り置きて、他のことにも使はずして、—蜂にのませてなむこれを祭りける」〈今昔・二九・三六〉 2 はなはだ。やけに。たいそう。「—足...
ひら【平】
[名] 1 たいらであること。また、そのもの。「手の—」「—積み」「—屋」 2 普通であること。並みであること。また、組織などで、役職についていないこと。「入社以来—に甘んじている」「—侍」 ...
ひとはな‐ごろも【一花衣】
染め汁に1回だけ浸したほどの淡い色の衣。「紅の—薄くともひたすらくたす名をしたてずは」〈源・末摘花〉
ひら‐あやまり【平謝り】
ひたすら謝ること。「—に謝る」
ひた‐やごもり【直屋隠り】
[名・形動ナリ]ひたすら家の中に閉じこもること。また、そのさま。「けしきばめる消息(せうそこ)もせで、いと—に情なかりしかば」〈源・帚木〉
ひら‐さら【平更】
[副]ひたすら。ひとえに。ぜひとも。「—人なみに夜出で給へ」〈浮・一代女・六〉
ひとえ‐に【偏に】
[副]《名詞「一重(ひとえ)」+格助詞「に」から》 1 ただそのことだけをするさま。いちずに。ひたすら。「御贔屓(ごひいき)のほどを—お願い申し上げます」 2 原因・理由・条件などが、それに尽き...