アウフヘーベン【(ドイツ)Aufheben】
ヘーゲル弁証法の基本概念の一。あるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存すること。止揚。揚棄。→アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ →弁証法
アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ【(ドイツ)an und für sich】
即自かつ対自。ヘーゲル弁証法で、事物の弁証法的発展の第三段階を示す用語。アンジッヒの段階から、他者との対立において自己を自覚するフュールジッヒの段階に発展し、さらにこの対立が統一されて一段高い状...
アン‐ジッヒ【(ドイツ)an sich】
1 自体。哲学で、人間の認識から独立した事物それ自体の存在。 2 即自。ヘーゲル弁証法で、事物の弁証法的発展の第一段階を示す用語。発展の要素をすべて潜在的に含みながら、なお未発展の状態にとどまっ...
イエナ【Jena】
ドイツ中央部、チューリンゲン地方の学園都市。1558年創立のフリードリヒ‐シラー大学(通称イエナ大学)があり、シラー・ヘーゲル・ゲーテが教授陣として活躍。光学機械工業も盛ん。
イスラ‐ムヘーレス【Isla Mujeres】
メキシコ東部ユカタン半島の先端に位置する都市、カンクンの沖合11キロメートルにある島。スペイン語で「女たちの島」を意味する。南北に細長く、全長約8キロメートル。島の南部にサンゴ礁が広がるガラフォ...
ウィルソンさん‐てんもんだい【ウィルソン山天文台】
《Mt.Wilson Observatory》米国カリフォルニア州ロサンゼルス北東郊のウィルソン山にある天文台。1904年開設。100インチ反射望遠鏡を備える。パロマー山天文台とあわせてヘール天...
ウィルヘルムスヘーエ‐じょう【ウィルヘルムスヘーエ城】
《Schloß Wilhelmshöhe》ドイツ中部、ヘッセン州の都市カッセルにある城。ヘッセン‐カッセル方伯ウィルヘルム9世により18世紀末に建造された。ウィルヘルムスヘーエ丘陵公園の中心的建...
かいき‐ねつ【回帰熱】
世界各地、特に熱帯地方に存在する悪性の感染症。病原体はスピロヘータの一種で、シラミやダニが媒介する。高熱・頭痛・嘔吐(おうと)・黄疸(おうだん)・下痢・四肢痛などの症状が数日続き、1週間前後の周...
カッセル【Kassel】
ドイツ中部、ヘッセン州の都市。ウェーザー川支流のフルダ川に臨む工業都市で、もとヘッセン‐カッセル侯国の首都。市街中心部にグリム兄弟博物館がある。国際的な現代美術展ドクメンタの開催地。西郊にウィル...
かんねん‐ろん【観念論】
1 精神的なものと物質との関係において、精神的なものの側に原理的根源性を置く哲学説。プラトンの客観的観念論、バークリーの主観的観念論、カントの先験的観念論、ヘーゲルの絶対的観念論などがある。アイ...