ほうかい‐せき【方解石】
炭酸カルシウムからなる鉱物。無色ないし白色でガラス光沢がある。種々の結晶形をしているが、塊状のことも多い。三方晶系。劈開(へきかい)は完全で、複屈折が著しい。特に無色透明のものを氷州石(ひょうし...
ほうかい‐ていすう【崩壊定数】
放射性元素や不安定な素粒子などが崩壊をする際の、単位時間当たりの確率。崩壊定数をλ、半減期をT(秒)とすると、λ=loge2/Tとなり、逆比例の関係で表される。壊変定数。
ほうかい‐ねつ【崩壊熱】
放射性物質が崩壊する過程で発生する熱。原子炉では、運転停止後も核分裂生成物の崩壊が続くため、一定の期間、崩壊熱の除去が必要となる。→放射性崩壊
ほうかい‐ぶし【法界節】
俗曲の一種。清楽(しんがく)の「九連環」の囃子詞(はやしことば)「不開(ほうかい)」をもとに長崎で発生、明治23〜24年(1890〜1891)ごろに全国に流布した。長崎節。→法界屋
ほうかいぼう【法界坊】
歌舞伎狂言「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」の通称。
ほうかい‐むえん【法界無縁】
仏語。仏の慈悲が、すべての人々に対して無差別平等であること。ほっかいむえん。
ほうかい‐や【法界屋】
1 巷間(こうかん)芸能の一。編み笠に白袴(しろばかま)の書生が、月琴を伴奏に法界節を歌って歩くもの。明治の中ごろ、全国で行われた。 2 1の流れを引く巷間芸能。印半纏(しるしばんてん)に腹掛け...
ほうかい‐りんき【法界悋気】
自分に関係のないことに嫉妬(しっと)すること。おかやき。「—、瞋恚(しんい)の怒り綱切れて、鎮め兼ねたる折節」〈浄・鑓の権三〉
ほう‐かく【訪客】
訪れて来る客。訪問客。ほうきゃく。「—を告げる小間使が」〈芥川・手巾〉
ほう‐かく【鳳閣】
1 りっぱな楼閣。宝閣。 2 中務(なかつかさ)省の唐名。