すか‐また
見当違いであること。間抜け。「内証へ廻って見ると大—。すはといふ時の一向役に立たず」〈滑・浮世床・初〉
す‐また
調子はずれ。また、的はずれ。見当ちがい。「三味線つぼも—の弾き語り」〈浄・歌祭文〉
す‐また【素股】
1 むきだしの股。 2 内もも。 3 内ももに相手の男性器を挟んで刺激すること。
そと‐また【外股】
足先が外側に向く歩き方。そとわ。⇔内股(うちまた)。
た‐な‐また【手股】
指と指との間。「御刀(みはかし)の手上(たがみ)に集まれる血、—より漏(く)き出でて」〈記・上〉
ち‐また【巷/岐/衢】
《「道(ち)股(また)」の意》 1 ㋐道の分かれる所。分かれ道。岐路。 ㋑物事の分かれ目。「生死の—をさまよう」「命を寵辱(ちょうじょく)の—に懸け」〈露伴・二日物語〉 2 ㋐人が大ぜい集まって...
つの‐また【角叉】
スギノリ科の紅藻。波の荒い海岸に群生する。長さ約15センチ、平たく葉状で、二またに分かれ、色は暗緑・淡紅・紫色など。漆喰(しっくい)の糊(のり)料に利用。《季 春》
と‐また【攴】
《「攴」の字形がト又と2字に分けて読めるところから》攴繞(ぼくにょう)の俗称。
どもまた【吃又】
「吃又平(どものまたへい)」の略称。
浄瑠璃「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」の上の巻の切(きり)「土佐将監閑居」の段の通称。
なお‐また【尚又】
[接]話し終わったあとに、さらに別の事柄を言い添えるのに用いる。その上さらに。そのほかに。「—、参加者には記念品を贈呈します」