もたい【瓮/甕/罇】
水や酒を入れる器。〈和名抄〉
もたい‐な・し【勿体無し】
[形ク]「もったいない」に同じ。「大事のものは大事に、—・きものは—・くし給ふ」〈破邪顕正返答〉
もた・ぐ【擡ぐ】
[動ガ下二]「もたげる」の文語形。
もた・げる【擡げる】
[動ガ下一][文]もた・ぐ[ガ下二]《「もてあぐ」の音変化》もちあげる。おこす。増す。「かま首を—・げる」「不安が頭を—・げる」
もた・す【持たす/凭す】
[動サ五(四)] 1 「持たせる」に同じ。「子供にお金を—・す」「費用を相手に—・す」 2 (凭す)もたせかける。立てかける。「柱に背中を—・して、タバコを吸っている」 [動サ下二]「もたせ...
もた‐せ【持たせ】
1 《持たせた物の意》訪問者が持ってくるもの。訪問先に持っていくもの。手土産。→御(お)持たせ 2 もたせかけること。また、そのもの。「筆—」 3 江戸時代、上方で行われた女性の髪形。銀杏髷(い...
もたせ‐か・ける【持たせ掛ける/凭せ掛ける】
[動カ下一][文]もたせか・く[カ下二] 1 (凭せ掛ける)あるものを支えにして、そこにもたれるようにさせたり、立てかけたりする。「脇息にひじを—・ける」「塀に看板を—・ける」 2 (持たせ掛け...
もたせ‐ぶり【持たせ振り】
[名・形動ナリ]気をもたせるような言動をすること。また、そのさま。「文をやりても返事なし。さだめしこれはみづからに—にて」〈浄・世継曽我〉
もた・せる【持たせる/凭せる】
[動サ下一][文]もた・す[サ下二] 1 (持たせる)持つようにしてやる。持つようにさせる。また、受け持たせる。「板前に店を一軒—・せる」「所帯を—・せる」「クラスを—・せる」 2 (持たせる)...
もた‐つ・く
[動カ五(四)] 1 物事がうまくはかどらない。もたもたする。「審議が—・く」 2 男女がふざけあう。いちゃつく。「若い綺麗な別嬪に—・かれた事なれば」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉