ていさい‐ぶ・る【体裁振る】
[動ラ五(四)]外見がよく見えるようにする。みえをはる。また、えらそうに見せかける。もったいぶる。「—・った進物」「—・ったものの言い方」
ぶ・る【振る】
[動ラ五(四)]《
の接尾語が独立の動詞として用いられるようになったもの》えらそうに見せる。もったいぶる。気どる。「—・った態度」「—・って言うのじゃないが」
[接尾]《動詞五(四)段型活用...
冥加(みょうが)無(な)・し
1 神仏の冥加を受けられない。神仏に見放されている。「兄に向かって弓引かん事、—・きにあらずや」〈古活字本保元・中〉 2 《「冥加なり」を強めた言い方として》冥加に余るさま。かたじけない。もった...
冥加(みょうが)に余(あま)・る
冥加が身に過ぎてありがたい。分に過ぎてもったいない。冥加に尽きる。「—・るもてなし」
もたい‐な・し【勿体無し】
[形ク]「もったいない」に同じ。「大事のものは大事に、—・きものは—・くし給ふ」〈破邪顕正返答〉
もったい‐がお【勿体顔】
もったいぶった顔つきや態度。もったいづら。「差配らしげに—」〈浄・博多小女郎〉
もったい‐くさ・い【勿体臭い】
[形][文]もったいくさ・し[ク]いかにももったいぶっている。「一寸座るにも—・く」〈紅葉・多情多恨〉
もったい‐な・い【勿体無い】
[形][文]もったいな・し[ク] 1 有用なのにそのままにしておいたり、むだにしてしまったりするのが惜しい。「捨てるのは—・い」「使わないでおくには—・い人物」 2 身に過ぎておそれ多い。かたじ...
もったい‐らし・い【勿体らしい】
[形][文]もったいら・し[シク]もったいぶったようすである。「彼はそれを—・く兄の前に置いた」〈漱石・道草〉
勿体(もったい)を付(つ)・ける
いかにも重々しく、また、ものものしく見せる。もったいぶる。「—・けて差し出す」