まか・る【罷る】
[動ラ四]《「ま(任)く」に対し、支配者の命によって行動するのが原義》 1 命じられて、都から地方へ行く。「我が背子しけだし—・らば白たへの袖を振らさね見つつ偲(しの)はむ」〈万・三七二五〉 2...
まがな‐すきがな【間がな隙がな】
[副]《「がな」はもと助詞で、漠然と示す意を表す。特定しない「間」「隙」の意から》ひまさえあればいつでも。しょっちゅう。ひっきりなしに。「嫂(あによめ)が—種々(いろいろ)なことを言うので」〈左...
まがわ・す【紛はす】
[動サ四]まがうようにする。まぎらわしくする。「おく霜の染め—・せる菊の花いづれをもとの色とかは見む」〈貫之集〉
まき‐かえ・す【巻(き)返す/捲き返す】
[動サ五(四)] 1 巻いて、もとの状態へ戻す。「巻き尺を—・す」 2 劣勢から、勢いを取り戻して反撃する。「土壇場で—・す」
まき・ぬ【纏き寝/枕き寝】
[動ナ下二]互いに手を枕にして寝る。共寝する。「現(うつつ)には更にもえ言はず夢にだに妹がたもとを—・ぬとし見ば」〈万・七八四〉
ま‐ぎり【間切り】
1 区切ること。区切り。 2 もと、琉球の行政区画。数村からなり、琉球処分以後も存続したが、明治40年(1907)廃止。
まくら‐いし【枕石】
川原や浜から持ち帰って、死者の枕もとに置く石。埋葬ののち、戒名を書いて墓の上に置いたりする。
まくら‐がたな【枕刀】
寝るとき枕もとに置く護身用の刀。枕太刀。
まくら‐がみ【枕紙】
1 寝るとき枕もとに置く紙。 2 木枕の上の小枕をおおって汚れを防ぐ紙。
まくら‐がや【枕蚊帳】
子供の枕もとを覆うのに用いる小さな蚊帳。