いで‐た・つ【出で立つ】
[動タ五(四)] 1 旅などに出発する。出て行く。「旅芸人たちが—・つらしい物音が聞こえて来た」〈康成・伊豆の踊子〉 2 衣装などを身にまとう。身支度をする。「道化役者、魔法つかいなどに—・ちた...
いや‐み【嫌み/厭み】
[名・形動] 1 人に不快な思いを与える言動。あてつけや皮肉。また、それによって不快感を与えるさま。「—を言う」「—たっぷりな口ぶり」 2 ことさらに気どっていて、いやらしいさま。「二枚目ぶって...
いし‐さじ【石匙】
縄文時代の打製石器。長さ5センチ前後で、ナイフとして用いた。つまみの部分にひもを掛け、腰などに下げたらしい。石匕(せきひ)。
い‐しょ【異書】
1 同一の書でありながら、字句に多少違うところのある書物。異本。「—の校合(きょうごう)」 2 めずらしい書。珍本。 3 儒書に対して、道家の書。仙術などに関する不可思議なことを記した秘本。
いじまし・い
[形][文]いぢま・し[シク] 1 意地汚い。けちくさい。「—・い根性」 2 《「いじらしい」と混同した用法》痛々しい感じがする。哀れで見苦しい。「—・い努力」 [派生]いじましげ[形動]いじま...
いたいけ‐ら・し【幼気らし】
[形シク]子供などの幼くてかわいらしいさま。「孫を持ったも名ばかりで、—・しい顔も見ず」〈浄・賀古教信〉
いち‐ご【一語】
一つの語。また、わずかな言葉。ひとこと。「すばらしいの—に尽きる」
いち
[接頭]《副詞「いた(甚)」「いと」と同語源》形容詞や名詞などに付いて、勢いのはげしい意、また、すぐれた、すばらしいという意を表す。「—じるしい」「—はやし」
いやし・い【卑しい/賤しい】
[形][文]いや・し[シク] 1 身分・社会的地位が低い。「—・い身」 2 品位に欠けている。下品だ。「—・い言葉遣い」「根性が—・い」 3 貧しい。みすぼらしい。「服装が—・い」 4 飲食物や...
いやみ‐たらし・い【嫌みたらしい/厭みたらしい】
[形]態度・言動などの感じがよくないさま。いかにもいやらしく思われるさま。いやみったらしい。「くどくどと—・く文句を言う」