うとん・ずる【疎んずる】
[動サ変][文]うとん・ず[サ変]《「うとみす」の音変化》嫌って、よそよそしくする。遠ざけて親しまない。うとむ。うとんじる。「部外者を—・ずる」「提案を—・ずる」
うん・ずる【倦ずる】
[動サ変][文]うん・ず[サ変]《「う(倦)みす」の音変化》 1 あきる。「食堂の長椅子に、はたと身を倚(よ)せ掛け、いたく—・じたる体(てい)にて」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 嫌だと思う。うんざ...
えい・じる【映じる】
[動ザ上一]「えい(映)ずる」(サ変)の上一段化。「池に月影が—・じる」
えい・じる【詠じる】
[動ザ上一]「えい(詠)ずる」(サ変)の上一段化。「短歌を—・じる」
えい・ずる【映ずる】
[動サ変][文]えい・ず[サ変] 1 光や物の影が他のものの表面にうつる。「山の影が湖面に—・ずる」 2 光を受けて明るく見える。照りはえる。「夕日に—・ずる紅葉」 3 物事がある印象を伴ってと...
えい・ずる【詠ずる】
[動サ変][文]えい・ず[サ変] 1 詩歌を声に出してよむ。うたう。「万葉の歌を朗々と—・ずる」 2 詩歌を作る。「喜びを詩に—・ずる」
えき・する【役する】
[動サ変][文]えき・す[サ変]使役する。使う。「運動奔走以て筋骨を—・し」〈福沢・福翁百話〉
えき・する【益する】
[動サ変][文]えき・す[サ変]利益を与える。役に立つ。「社会に—・する事業」「住民を—・する行政」
え・す【会す】
[動サ変]理解する。会得する。「涅槃(ねはん)の真を—・して」〈露伴・五重塔〉
え・ず【怨ず】
[動サ変]《「えんず」の撥音の無表記》「えん(怨)ずる」に同じ。「もの憎みはいつならふべきにかと—・じ給へば」〈源・澪標〉