お‐しゃか【御釈迦】
作り損ねた製品。不良品。また、使いものにならなくなったもの。「—にする」「傘が—になる」 [補説]阿弥陀像を鋳るはずが、誤って釈迦像を鋳てしまったことから出た語とされ、鋳物・製鉄工場などで使われ...
お‐すいもじ【御推文字】
《「すいもじ」は「推察」などの後半を略したものに「文字」を添えた語》「御推察」の意の女性語。「まだ男の肌を知らない極(ごく)おぼこなお嬢さんを、跡は言はずと—さ」〈伎・三題噺魚屋茶碗〉
推(お)して知(し)るべし
推し量ればわかるはずだ。容易に推察できる。「他は—」
おそ‐じも【遅霜/晩霜】
晩春・初夏のころの季節はずれの霜。晩霜(ばんそう)。
おとな【大人】
1 成長して一人前になった人。 ㋐一人前の年齢に達した人。「入場料—200円、子供100円」⇔子供。 ㋑一人前の人間として、思慮分別があり、社会的な責任を負えること。また、その人。「—としての自...
おとこ‐がた【男方】
1 男と女とを二組に分けた、その男の側。⇔女方。「御前などにても、—の御遊びにまじりなどして」〈源・紅葉賀〉 2 夫の身内。夫の親戚。「はらからも人も見るに、—のやんごとなき人にかく用ゐて」〈落...
おと‐がね【音金】
弓の末弭(うらはず)のほうの弓弦(ゆづる)の中に包み込んである銅、または鉛。矢を射るとき、よく響くようにしたもの。
おっ‐つけ【押っ付け】
相撲の技の一。相手の差し手、または筈(はず)に掛けたひじを、外側または下方から押しつけて相手の攻撃力を鈍らせる。
おん‐ぞ【御衣】
《中古の「おおんぞ」の中世以降の言い方》「おおんぞ」に同じ。「鈍色(にぶいろ)の—引き掛けさせ給ひて」〈とはずがたり・一〉
が
[格助]名詞または名詞に準じる語に付く。 1 動作・存在・状況の主体を表す。「山—ある」「水—きれいだ」「風—吹く」「兼行(かねゆき)—書ける扉」〈徒然・二五〉 2 希望・好悪・能力などの対象...