いと‐ぐら【糸倉】
1 琵琶・三味線などの棹(さお)の上部の、糸巻きをまとめておく所。 2 生糸の貯蔵倉庫。
いと‐まき【糸巻(き)】
1 糸を巻いておくこと。また、そのための道具。 2 釣り糸を巻き収める道具。 3 三味線などの弦楽器の棹(さお)の上部にある、糸を巻きつけるねじ。転手(てんじゅ)。 4 江戸時代、女性の髪の結い...
いとより‐だい【糸縒鯛】
スズキ目イトヨリダイ科の海水魚。全長約35センチ。体は細長く、やや側扁し、紅色の地に6本の黄色縦帯が走る。尾びれの上部の軟条が糸状に伸びている。本州中部以南の近海に多い。冬に美味。いとくりうお。...
いなもり‐そう【稲森草/稲盛草】
アカネ科の多年草。日本特産。湿った山地の樹林下に生え、高さ3〜10センチ。全体に軟毛がある。葉は茎の上部に4〜6枚が対生する。晩春、淡紫色の長い筒状の花を開く。江戸時代に三重県の稲森山からこれを...
イヤンプー‐さん【イヤンプー山】
《Illampu》南アメリカ、ボリビア西部、アンデス山脈のレアル山群に属する山。チチカカ湖の東約30キロメートル、アンコウマ山の北隣に位置する。標高6485メートル。上部は万年雪に覆われる。イヤ...
いり‐もや【入母屋】
屋根の形式の一。上部は切妻(きりづま)造りのように二方へ勾配(こうばい)をもち、下方は寄せ棟造りのように四方へ勾配をもつもの。寺院などに多い。
いりやま‐ふだ【入山札】
贈り物とする樽酒に添える木札。上部は山形で、「入」の形に細板が組んである。贈り主の名などを書く。
イル‐ゴティコ【Il Gotico】
イタリア北東部、エミリアロマーニャ州の都市ピアチェンツァにある旧市庁舎の通称。イタリア語で「ゴシックの館」を意味する。13世紀の建造。下部のアーチには白い大理石を使い、上部には赤れんがによる装飾...
いわ‐こす【岩越】
琴柱(ことじ)の上部にある、弦をのせる溝。越柱(こしじ)。
いん‐げつ【隠月】
琵琶(びわ)の胴の表面下部、覆手(ふくじゅ)の下に隠れている楕円形の穴。上部の半月形の穴に対し、満月ともいう。