じ‐せい【時勢】
移り変わる時代のようす。世の中の成り行き。時代の趨勢(すうせい)。時流。「—に後れる」
じ‐せつ【時節】
1 自然の移り変わりによって感じられる時分。季節。「散策に適した—」 2 その時の世の中の情勢。時勢。「—をわきまえよ」 3 何かをするのによい時機。機会。「—を待つ」「—到来」
じっ‐せけん【実世間】
現実の世の中。実社会。
じつ‐もって【実以て】
[副]物事の程度を強調する語。実に。まったく。「世の中は—不思議なもので御座りますよ」〈木下尚江・良人の自白〉
じ‐てい【治定】
《「ちてい」とも》国などをおさめ安定させること。世の中がおさまり安定すること。
十年(じゅうねん)一昔(ひとむかし)
世の中は移り変わりが激しく、10年もたつともう昔のこととなってしまう。また、歳月の流れを、10年をひと区切りとして考えること。
じゅん‐ぎ【順義】
1 道義に従うこと。「かく世を遁(のが)れ身を捨てて、山に入るは—ならずや」〈謡・高野物狂〉 2 (多く「義理順義」の形で)世間に対する義理。「世の中の、義理—を知るが最後、貧乏神が乗り移る」〈...
じょう‐ふ【饒富】
[名・形動]豊かなこと。また、そのさま。富饒。「身上の—になる所から自然に世の中が和合して」〈小川為治・開化問答〉
じょく‐せ【濁世】
仏教で、濁り汚れた世の中。末世(まっせ)。だくせ。
じん‐あい【塵埃】
1 ちりとほこり。「—にまみれる」 2 世の中の、もろもろの汚れたもの。俗世間の事柄。「—を避けて山居する」