なぎ‐いかだ【梛筏】
キジカクシ科の常緑小低木。高さ約30〜50センチ。枝は濃緑色の平たい卵形で先がとがり、葉のように見える。葉は鱗片(りんぺん)状。雌雄異株で、5月ごろ、葉状の枝の中ほどに白い小花をつけ、丸く赤い実...
なぎ‐そで【薙ぎ袖】
和服の袖の一。袖下がなぎなたの刃の形のような丸みをもった袖。なぎなた袖。そぎ袖。
なご・す【和す】
[動サ四]柔らげる。穏やかにする。また、従わせる。「みちのく常陸のあら夷(えびす)等をよく—・し給ふ」〈読・春雨・捨石丸〉
なごや‐おび【名護屋帯】
もと肥前国名護屋で作られた丸打ちの帯。両端に房をつけ、腰に幾重にも巻き、後ろまたは脇で両わなに結び下げる。桃山時代から江戸初期に、男女ともに用いた。名護屋打ち。
なごや‐じょう【名古屋城】
名古屋市中区にある城。慶長15年(1610)徳川家康が築いた典型的な平城(ひらじろ)。同17年に完成した天守は加藤清正の造営で、大棟上の金の鯱(しゃちほこ)は有名。天守下の本丸殿舎とともに太平洋...
なす【茄子/茄】
1 ナス科の多年草。栽培上は一年草。葉は大きな楕円形。夏から秋、紫色の花を開く。実を食用とし、果皮はふつう紫黒色で光沢があり、形は品種によって丸いものや細長いものなどさまざま。インドの原産といわ...
なす‐おんせんきょう【那須温泉郷】
栃木県北部、那須岳山腹の温泉群。那須湯本・高雄・弁天・大丸・北・板室・三斗小屋(さんどごや)の温泉を那須七湯、さらに新那須・八幡・旭を加えて那須十湯とよぶ。泉質は主に単純温泉・炭酸水素塩泉・硫黄...
なす‐フラスコ【茄子フラスコ】
底が丸く、ナスのような形状をした涙滴型のフラスコ。肩の部分がないため、内部で固化した物質を取り出しやすく、洗浄が容易。ナス型フラスコ。
なた‐ぼり【鉈彫(り)】
表面に丸鑿(まるのみ)の彫りあとを残した木彫。平安中期から鎌倉初期の関東から東北にかけて多くみられ、未完成のものとする説もあるが、仏像彫刻の一様式と考えられる。神奈川県弘明寺(ぐみょうじ)の十一...
なつ‐とうだい【夏灯台】
トウダイグサ科の多年草。山地などに生え、高さ約30センチ。茎は紅色を帯び、切ると白い汁が出る。葉は先の丸い披針(ひしん)形で、互生するが、茎頂では5枚の葉を輪生する。6〜7月、暗赤色の花が咲く。...