どう‐し【道士】
《「どうじ」とも》 1 道義を体得した人。 2 仏道を修めた人。僧侶。 3 道教を修めた人。道人。 4 神仙の術を修めた人。仙人。
どう‐しゃ【道者】
1 道教を修めた者。道士。 2 仏道を修めた者。また、仏道の修行者。 3 (「同者」「同社」とも書く)連れ立って社寺を参詣・巡拝する旅人。遍路。巡礼。道衆。
どう‐しん【道心】
1 道徳心。「—に基づく行為」 2 ㋐仏道を修め仏果を求める心。仏道に帰依する心。菩提(ぼだい)心。 ㋑13歳または15歳で仏門にはいった人。また一般に、仏道に帰依した人。「青—」
どうしん‐じゃ【道心者】
1 仏道に帰依した人。「年ごろきはめたる—にぞおはしける」〈大鏡・伊尹〉 2 「道心坊2」に同じ。「傾城狂ひを必ずとまるべし。やめずは…—になるべき」〈浮・椀久一世〉
どう‐じょう【道場】
1 武芸の修練を行う場所。また、広く心身の鍛錬などを行う場所。「剣道の—」「断食—」 2 《(梵)bodhi-maṇḍa の訳「菩提(ぼだい)道場」の略》 ㋐釈迦(しゃか)が悟りを開いた菩提樹下...
どう‐じん【道人】
1 仏道の修行をする人。また、出家得道した人。どうにん。 2 道教を修めた人。神仙の道を得た人。 3 俗事を捨てた人。世捨て人。
どう‐ぞく【道俗】
仏道に入っている人と俗世間の人。僧侶と俗人。僧俗。
どう‐にん【道人】
仏道を修行する人。どうじん。「—は、遠く日月を惜しむべからず」〈徒然・一〇八〉
どう‐ぼう【同朋】
1 仲間。友人。特に、志を同じくしてともに仏道を修める仲間。 2 室町・江戸時代、将軍・大名に近侍して雑務や諸芸能をつかさどった僧体の者。室町時代には一般に阿弥(あみ)号を称し、一芸に秀でた者が...
ど‐じょう【土定】
仏道修行者がみずから穴を掘り、土中に埋もれながら入定(にゅうじょう)すること。→火定(かじょう) →水定(すいじょう)