あたい【価/値】
1 価格。値段。また、代価。「商品に—をつける」「質屋の使の…尋ね来(こ)ん折には—を取らすべきに」〈鴎外・舞姫〉 2 物の値打ち。価値。「一顧の—もない」 3 (値)数学で、文字や式・関数など...
あたい・する【値する/価する】
[動サ変][文]あたひ・す[サ変](「…にあたいする」の形で)それをするだけの値打ちがある。ふさわしい価値がある。相当する。「称賛に—・する」
あたい‐せんきん【価千金/値千金】
千金の値打ちがあること。高い価値のあること。「春宵一刻—」「酔い醒めの水は—」
いいがい‐な・し【言ひ甲斐無し】
[形ク] 1 とりたてて言うだけの値打ちがない。つまらない。「すべては礼儀を知らず、格式をわきまへざるは—・し」〈沙石集・一〇〉 2 ふがいない。いくじがない。「—・き味方の奴ばら」〈浄・太功記...
いうかい‐な・し【言ふ甲斐無し】
[形ク] 1 言ってもその効果がない。「あやしがりいへど、使ひのなければ—・くて」〈枕・二七七〉 2 言ってみても取り返しがつかない。特に、死ぬことを遠回しにいう。「さこそ強がり給へど、若き御心...
うじ‐むし【蛆虫】
1 うじ。 2 人間として扱う値打ちのないものの意で、人をののしっていう語。「この—どもめ」「—野郎」
絵(え)に描(か)いた餅(もち)
《どんなに巧みに描いてあっても食べられないところから》何の役にも立たないもの。また、実物・本物でなければ何の値打ちもないこと。画餅(がべい)。 [補説]「絵に描いたよう」と混同して「絵に描いたよ...
おかいどく‐かん【御買(い)得感】
値段の割に品質・性能がよく、また分量が多いなど、買うと得だという感じ。お値打ち感。「高性能で—のあるノートパソコン」
か‐ち【価値】
1 その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。「読む—のある本」「—のある一勝」 2 経済学で、商品が持つ交換価値の本質とされるもの。→価値学説 3 哲学で、あらゆる個人・社会を通じて常に...
かち‐はんだん【価値判断】
1 ある事柄の値打ちや効用を評価すること。 2 哲学で、ある対象に対して、主観がその価値評価を言明する判断。