あり‐てい【有り体】
[名・形動] 1 ありのまま。うそ偽りのないこと。「—に言えば」 2 世間並み。ひととおり。「—の礼儀をのべて」〈浮・置土産・二〉
あり‐の‐まま【有りの儘】
実際にあるとおり。偽りのない姿。ありてい。「—の話」「—を見せる」
いのち‐ずく【命尽く】
1 一命にかかわること。「いくさといふは…、—のものなれば」〈浄・五枚羽子板〉 2 命懸けであること。「科人(とがにん)と名乗って出る拙者、—に偽りを申さうか」〈伎・五大力〉
うそ【嘘】
1 事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。偽(いつわ)り。「—をつく」「この話に—はない」 2 正しくないこと。誤り。「—の字を書く」 3 適切でないこと。望ましくないこ...
うそ‐いつわり【嘘偽り】
意味の似た「偽り」を続けて「嘘」を強調した語。「—は申しません」
思(おも)い邪(よこしま)なし
《「論語」為政から》心が素直で、偽り飾るところがない。少しも邪悪な考えがない。
か‐しょう【仮象】
《(ドイツ)Schein》実在的対象を反映しているように見えながら、対応すべき客観的実在性のない、単なる主観的な形象。仮の形。偽りの姿。
かみ‐きり【髪切り】
1 髪を切ること。また、その道具。 2 「天牛(かみきりむし)」の略。 3 遊女が客に偽りのない気持ちを示すために、髪を切って与えること。「指きり—入墨子(いれぼくろ)」〈松の葉・四〉
かんぷきん‐さぎ【還付金詐欺】
公務員などを装って、税金や保険料を還付すると偽り、逆に現金を指定した口座に振り込ませてだまし取る詐欺行為。→振り込め詐欺
き‐しょう【起請】
[名](スル)《3が原義》 1 自分の言動に偽りのないことや約束に違背しないことを、神仏に誓って書き記すこと。また、その文書。 2 「起請文2」に同じ。「花川といへる女に—を書かせ」〈浮・一代男...