さんごうしいき【三教指帰】
平安初期の仏教書。3巻。空海著。延暦16年(797)成立。儒道仏の三教を比較して優劣をつけ、空海が仏教を選んだ根拠を、四六駢儷体(しろくべんれいたい)の漢文で明示したもの。
さんぴ‐りょうろん【賛否両論】
そのことについて、賛成と反対の両方の意見があること。特に、賛成論と反対論とで優劣のつかない状態についていう。
さん‐ぼん【三品】
1 仏語。上下・優劣などの階位を示す、上品・中品・下品の三つ。 2 親王(しんのう)の位階の第三位。 3 中国・日本の位階の第三位。三位。
し‐あわせ【詩合(わ)せ】
左右に分かれて漢詩を作り、判者の判定によってその優劣を競う文学的遊戯。平安中期に始まった。闘詩(とうし)。
しいか‐あわせ【詩歌合(わ)せ】
数人が左右に分かれ、同じ題について作った漢詩と和歌とを比べ合わせて優劣を競うもの。平安後期に起こった。
しな‐さだめ【品定め】
人や物の優劣やよしあしなどを批評し判定すること。品評。「雨夜の—」
しゅう‐ろん【宗論】
1 宗門の教義に関する論議。 2 宗派の間で、その真偽・優劣を争う論争。 [補説]狂言の曲名別項。→宗論
しゅぎ‐はん【衆議判】
1 歌合わせで、歌の優劣を判者に任せず、左右の方人(かたうど)が論議し合って決めること。 2 合議で優劣・採否などを決めること。「女郎の物好き、重ねて—にて極むべし」〈浮・敗毒散・三〉
し‐ゆう【雌雄】
1 めすとおす。「ひなの—を見分ける」 2 すぐれていることと劣っていること。勝ちと負け。優劣。勝敗。「—を争う」
しょうそこ‐あわせ【消息合(わ)せ】
物合わせの一。持ち寄った手紙の文章を比較し、その優劣を競う遊戯。しょうそくあわせ。