ぼう‐はち【亡八/忘八】
《仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の八つの徳目のすべてを失った者の意から》郭(くるわ)通いをすること。また、その者。転じて、遊女屋。また、その主人。
まる‐はち【丸八】
ヘゴ科の常緑の木生シダ。小笠原諸島の特産で、山の斜面に群生。高さ約5メートル。葉は大形の羽状複葉で、幹の頂に傘状につき、落葉跡が幹に逆「八」の字模様に残る。
まん‐ぱち【万八】
1 《万の中で真実なのはわずかに八つだけの意》うその多いこと。いつわり。千三つ。「いけ年を仕って何も—を極めるにや当りません」〈鏡花・註文帳〉 2 酒の異称。「私は常々酒を好き候ふ故、日用の—と...
や【八】
《「よ(四)」の母音交替形としてその倍数を表したもの》 1 はち。やっつ。声を出してかぞえるときの語。やあ。「いつ、むう、なな、—」 2 はち。やっつ。多く、名詞の上に付けて用いる。「七転び—起...
自棄(やけ)のやん八(ぱち)
「やけ」を強めて、人名のように言い表した言葉。やけっぱち。やけの勘八(かんぱち)。
ろう‐はち【臘八】
《「臘月八日」の略》陰暦12月8日の、釈迦(しゃか)の成道(じょうどう)の日。ろうはつ。《季 冬》