まつなが【松永】
広島県福山市の地名。旧松永市。江戸初期に塩田が開かれて発展。下駄を特産。
まつらのみやものがたり【松浦宮物語】
鎌倉初期の物語。3巻。作者は藤原定家とされるが未詳。12世紀末の成立か。弁少将橘氏忠が恋人と別れて唐に渡り、皇帝の妹や后などと契りを交わすという伝奇的、幻想的な物語。
まどべでてがみをよむおんな【窓辺で手紙を読む女】
《原題、(オランダ)Brieflezend meisje bij het venster》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦83センチ、横65センチ。若い女性が手紙を読む姿を描いた作品。同じ...
まにわ‐ねんりゅう【馬庭念流】
剣術の一流派。江戸初期、上野国馬庭村の樋口又七郎定次が念流7世の友松六左衛門氏宗(清三入道偽庵)から念流を学んで創始。樋口念流。
まる‐づくし【丸尽(く)し】
模様の一。円形をいくつも連ね、その中にいろは仮名や干支(えと)の文字などを入れたもの。近世初期、女性の衣服に用いられた。
マルディン【Mardin】
トルコ南東部の都市。シリアとの国境付近に位置する。初期キリスト教時代にシリア正教徒が定住。7世紀半ばから12世紀初頭までアラブ人に支配され、続いて、セルジュークトルコ、アルトゥク朝、カラクユンル...
マルヌ‐の‐たたかい【マルヌの戦い】
第一次大戦初期の1914年9月、ベルギーを突破して北フランスに進攻したドイツ軍を、イギリス・フランス軍がパリ東方のマルヌ川(Marne)河畔で撃退した戦い。短期決戦を期したドイツ軍の計画はこのた...
まる‐まげ【丸髷】
1 女性の髪形の一。後頭部に楕円形のやや平たい髷をつけたもので、既婚者が結った。江戸初期の勝山髷(かつやままげ)が原形。まるわげ。 2 江戸時代の男性の髪形の一。本多髷の一種で、刷毛先の丸いもの。
まるやま【丸山】
長崎市の遊郭のあった所。遊里は江戸初期に始まり、京の島原、江戸の吉原、大坂の新町と並んで繁栄した。
まん‐ざい【漫才】
二人の芸人がこっけいなことを言い合って、客を笑わす寄席演芸。万歳2が現代化したもので、大正初期に大阪で起こった。初め「万才」と書き、のち形式も多種多様に発達。