おとこ‐まえ【男前】
1 男としての容姿。特に顔だち。「—が上がる」 2 「男振り2」に同じ。美男。「—の役者」 3 性格や態度が男らしいこと。男気があること。
おと‐ごぜ【乙御前】
1 末娘。また、若く美しい娘。「主ぞ恋しかりける、—ぞ恋しかりける」〈虎明狂・枕物狂〉 2 顔の醜い女。おたふく。おかめ。「姫が被(かづ)きたる小袖を取りて、—を見つけて」〈虎明狂・賽の目〉 3...
おとし‐まえ【落(と)し前】
《もと、てき屋などの隠語》もめごとの後始末。また、そのための金品。「けんかの—をつける」
お‐まえ【御前】
[名]《「おおまえ(大前)」の音変化で、神仏・貴人の前を敬っていう。転じて、間接的に人物を表し、貴人の敬称となる》 1 神仏・貴人のおん前。おそば近く。みまえ。ごぜん。「主君の—へ進み出る」 ...
おまえ‐がた【御前方】
[代]二人称の人代名詞。複数をさす。近世、男女ともに目上の人に用いた敬称。のちには、対等・目下の者にも使うようになった。「この席に並んでござる—」〈道二翁道話〉
おまえ‐さま【御前様】
[代]二人称の人代名詞。近世、男女ともに目上の人に用いた敬称。きわめて高い敬意を表す。あなたさま。「—はどれさまにおあひなされます」〈浮・一代女・二〉
おまえ‐さん【御前さん】
[代]二人称の人代名詞。 1 庶民層で、親しい間柄の人を呼ぶ語。また、特に妻が夫を呼ぶときの語。 2 「お前様」のややくだけた言い方。近世、かなり高い敬意を表す語として用いられた。「—、是をお浴...
おまえ‐ざき【御前崎】
静岡県、駿河湾と遠州灘(えんしゅうなだ)を分ける岬。隆起海食台地で、灯台がある。
静岡県南部の市。観光業、茶やメロンの栽培が盛ん。浜岡原子力発電所がある。平成16年(2004)御前崎町、浜岡...
おまえざき‐し【御前崎市】
⇒御前崎
おまえ‐たち【御前達】
[代]二人称の人代名詞。複数の同輩以下の相手をさしていう語。
[名]宮仕えの女房たち。「—も必ずさ思すゆゑ侍らむかし」〈更級〉