のっぺらぼうとてるてるぼうず【「のっぺら坊」と「てるてる坊主」】
国語学者、辞書編纂者の松井栄一によるエッセー。副題「現代日本語の意外な事実」。現代日本語の語形や表記などの、明治時代以降の変化の過程を用例とともに紹介する。平成16年(2004)刊行。
ののしょ【野の書】
書家、榊莫山による随筆集。副題「書の美をたずねて」。昭和40年(1965)刊行。
はげのおんなかしゅ【禿の女歌手】
《原題、(フランス)La cantatrice chauve》イヨネスコの処女戯曲。1幕の散文喜劇で、副題を「反戯曲(アンチピエス)」とする。典型的な英国人夫妻のとりとめのない会話が徐々に崩壊し...
はすとかたな【蓮と刀】
橋本治による男性論。副題「どうして男は“男”をこわがるのか?」。昭和57年(1982)刊行。フロイト、ユング、夏目漱石などを題材として、日本の男性社会を批評する。題名は米国の文化人類学者ベネディ...
はちろう‐がた【八郎潟】
秋田県北西部、男鹿(おが)半島の基部にある海跡湖。かつては日本第2の大湖であったが、昭和32年(1957)からの干拓により耕地化し、昭和39年(1964)大潟(おおがた)村がつくられ、面積の約...
はなかげのはな【花影の花】
平岩弓枝の時代小説。副題「大石内蔵助の妻」。赤穂浪士、大石内蔵助の妻、りくの生涯を描く。平成2年(1990)刊行。第25回吉川英治文学賞を受賞。
はなごろもぬぐやまつわる【花衣ぬぐやまつわる…】
田辺聖子による杉田久女の評伝。昭和62年(1987)刊。副題「わが愛の杉田久女」。題名は久女の句「花衣ぬぐやまつはる紐(ひも)いろいろ」より。
はなさか【花咲か】
岩崎京子の長編児童文学作品。江戸時代に植木屋に奉公にきた少年が、一人前の職人になるまでを描く。昭和48年(1973)刊行。昭和49年(1974)、日本児童文学者協会賞受賞。副題は「江戸の植木職人」。
はなはくれない【花はくれない】
佐藤愛子の長編小説。副題「小説佐藤紅緑」。昭和42年(1967)刊。父、紅緑の半生を娘の視点から描く。
ひげきてき【悲劇的】
《原題、(ドイツ)Tragische》シューベルトの交響曲第4番ハ短調の副題。1816年作曲。作者自身によってつけられたもの。 《原題、(ドイツ)Tragische》マーラーの交響曲第6番の...