きりまいてがた‐あらため【切米手形改】
江戸幕府の職名。勘定奉行に属し、旗本・御家人の切米受け取りの手形に関することをつかさどった。書替(かきかえ)奉行。
きんきんせんせいえいがのゆめ【金々先生栄花夢】
黄表紙。2冊。恋川春町画作。安永4年(1775)刊。謡曲「邯鄲(かんたん)」の翻案。金村屋金兵衛が、金持ちの養子になり放蕩三昧(ほうとうざんまい)にふけって勘当される夢を見て、栄華のむなしさに気...
きん‐ざ【金座】
江戸幕府の金貨鋳造所。勘定奉行の管轄下にあった。文禄4年(1595)徳川家康が後藤庄三郎光次を江戸に招いて小判を鋳造させたのに始まり、駿府・京都・佐渡にも設けられたが、その後江戸に統合された。明...
きんせん‐ずく【金銭尽く】
精神的な面を無視して、金銭の損得だけで行動すること。勘定ずく。かねずく。「—で解決する」
ぎ‐ぜつ【義絶】
[名](スル) 1 親子・兄弟など、肉親との関係を絶つこと。「(親ヤ親類ノ)みんなに—されたって構わない積りでいるんですから」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉 2 ㋐律令制下で、夫婦の縁を切ること。 ㋑中世で...
ぎん‐ざ【銀座】
江戸幕府の銀貨鋳造所。勘定奉行の管轄下にあった。慶長6年(1601)伏見に設けられ、のち駿府・京都・江戸・大坂・長崎に移転したり新設されたりしたが、その後江戸に統合された。明治2年(1869)...
ぎんのさじ【銀の匙】
中勘助(なかかんすけ)の小説。前編は大正2年(1913)、後編は大正4年(1915)発表。作者の幼少年時に取材した自伝的作品で、正義と自由と美にあこがれる少年の世界を繊細に描く。
ぎんみ‐うかがいがき【吟味伺書】
江戸時代、幕府の吟味筋(刑事裁判)で、専決権をもたない事件について、いかなる刑を科すべきか上司に指示を仰ぐ文書。代官より勘定奉行へ、あるいは寺社・町・勘定の三奉行などより老中へ提出された。
ぎんみかた‐あらためやく【吟味方改役】
江戸幕府の職名。勘定吟味役のもとで、勘定方の調べた公文書を再吟味する役。
クオンツ【quants】
数理分析専門家。個人的な勘や経験だけでなく、計量的分析によって経営分析を行う人。