すい‐えき【膵液】
膵臓から十二指腸に分泌される消化液。消化酵素のアミロプシンなどを含み、アルカリ性で、胃の中で酸性になっている内容物を中和する働きがある。
すい‐かん【膵管】
膵臓でつくられた膵液を十二指腸まで運ぶ管。
ズビニ‐こうちゅう【ズビニ鉤虫】
線虫綱鉤虫科の寄生虫。体長1〜1.5センチ。幼虫は地中にすみ、皮膚や口から人間の体内に入る。小腸に寄生して血液を吸い、貧血や衰弱を起こさせる。イタリア人のドゥビーニ(A.Dubini)が発見した...
セクレチン【secretin】
十二指腸の粘膜壁にある特殊な細胞から分泌されるホルモン。血液によって膵臓(すいぞう)に運ばれ、膵液の分泌を促進する。
そう‐たんかん【総胆管】
左右からの肝管が合一した総肝管と、胆嚢(たんのう)管とが合一した所から、十二指腸に開口するまでの部分。
ゾンデ【(ドイツ)Sonde】
1 尿道・食道・胃・十二指腸・直腸などに挿入して診断や治療に使う細い管。 2 「ラジオゾンデ」の略。
たん‐かん【胆管】
肝臓でつくられた胆汁を十二指腸へ運ぶ通路。肝管と胆嚢(たんのう)から来る胆嚢管、それらが合流した総胆管からなる。輸胆管。
たん‐じゅう【胆汁】
肝臓で生成され、十二指腸に分泌される黄褐色の消化液。胆嚢(たんのう)にいったん集められ、必要に応じて分泌される。主成分は胆汁酸・胆汁色素で、脂肪酸の消化・吸収を容易にする。胆液。
たん‐のう【胆嚢】
肝臓の下面にある袋状の器官。肝臓でつくられた胆汁を一時的に蓄え、必要に応じて十二指腸へ排出する。
ちょう【腸】
消化管の主要部分の一。胃の幽門に続き、肛門(こうもん)に至る。小腸(十二指腸・空腸・回腸)と大腸(盲腸・結腸・直腸)。食物の消化および吸収を行う。腸管。