はち‐へいじ【八平氏】
《「はちへいし」とも》桓武平氏の末流で関東に勢力を張った、千葉・上総(かずさ)・三浦・土肥・秩父・大庭(おおば)・梶原・長尾の八氏。坂東八平氏。
はち‐まん【八万】
「八万四千(はちまんしせん)」の略。
はちろう‐がた【八郎潟】
秋田県北西部、男鹿(おが)半島の基部にある海跡湖。かつては日本第2の大湖であったが、昭和32年(1957)からの干拓により耕地化し、昭和39年(1964)大潟(おおがた)村がつくられ、面積の約...
はっ‐しょう【八将】
関東に勢力を張った八家の豪族。下総(しもうさ)の千葉・結城、安房(あわ)の里見、常陸(ひたち)の小田・佐竹、下野(しもつけ)の小山・宇都宮・那須。
はっぴゃくや‐ちょう【八百八町】
江戸市中に町が多数あることをいう語。江戸中の町々。 [補説]開府当初は三百余町であったものが、江戸中期には千町を超えていた。
はつこい【初恋】
1 嵯峨の屋お室の短編小説。明治22年(1889)、文芸誌「都の花」に発表。明治24年(1891)刊行の作品集「新編千草」に収録。ツルゲーネフによる同名の短編小説の影響がみられる。 2 島崎藤村...
はつ‐しお【初入】
1 染め物を初めて染め液に浸すこと。ひとしお。 2 草木の葉が春や秋に色づき始めること。「浅みどり—染むる春雨に野なる草木ぞ色まさりける」〈風雅・春中〉 3 涙で袖の色が変わること。嘆き悲しむさ...
はつせ【初瀬/泊瀬】
奈良県桜井市初瀬(はせ)の古称。[歌枕]「うかりける人を—の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを」〈千載・恋二〉
はな【鼻】
1 脊椎動物の嗅覚(きゅうかく)の受容器。哺乳類では顔の前面中央に突き出て、左右二つの鼻孔があり、内部の鼻腔に嗅覚器が分布する。また、呼吸器官の始部をなし、発声を助ける働きもする。「—がつまる」...
はなし‐くち【話し口】
《「はなしぐち」とも》 1 話すときの態度や、その内容。「兄は佐介の元気を愛して大いに—が合う」〈左千夫・春の潮〉 2 話のいとぐち。話のきっかけ。