ごごう‐にち【五合日】
暦注の一。寅(とら)の日と卯(う)の日で、特に婚姻・会合によい吉日とされる。
さいしょう‐こう【最勝講】
毎年5月、吉日を選んで5日間、宮中の清涼殿で行われた法会。東大寺・興福寺・延暦寺・園城寺の高僧を召して、金光明(こんこうみょう)最勝王経全10巻を朝夕二座、1巻ずつ講じさせて、天下太平・国家安穏...
さいたん‐びらき【歳旦開き】
正月の吉日を選び、連歌師・俳諧師が席を設けて門人と歳旦の句を作り披露する会。
さくたん‐とうじ【朔旦冬至】
陰暦11月1日が冬至にあたること。19年ごとに1回めぐってくることから、瑞祥(ずいしょう)吉日として、宮中で祝宴が行われた。
しゅう‐げん【祝言】
1 祝いの言葉。賀詞。祝詞。祝辞。「—を述べる」 2 祝い。祝儀。「年始の—」 3 結婚式。婚礼。「吉日を選んで—を挙げる」「仮—」 4 日本音楽で、祝意を表す曲。ふつう、番組の初めか終わりに演...
しるし‐の‐おび【標の帯】
懐妊を祝って、そのしるしに結ぶ帯。5か月めの吉日に妊婦が腹に締めた。いわた帯。「かの恥ぢ給ふ—の引き結はれたるほどなど」〈源・宿木〉
しん‐ごう【賑給】
古代、貧民・難民などに対し、朝廷が米や布などを支給したこと。平安中期以後は、5月中の吉日に京中の貧窮者に米・塩を与える年中行事となったが、鎌倉時代に廃絶。しんきゅう。
たい‐あん【大安】
暦注の六曜の一。万事によいとされる日。大安日。「—吉日」
たる‐ひ【足る日】
物事の十分に満ちたりた、よい日。吉日。「今日の生日(いくひ)の—に」〈祝詞・神賀詞〉
だい‐きち【大吉】
1 縁起や運勢がこの上なくよいこと。非常にめでたいこと。⇔大凶。 2 「大吉日」の略。