うま‐いい【甘飯/味飯】
味のよいめし。「—を水に醸(か)みなし」〈万・三八一〇〉
うま‐さけ【味酒/旨酒】
[名]《「うまざけ」とも》酒の美称。味のよい酒。美酒(びしゅ)。「勝利の—を汲む」 [枕]神に供える美酒や、それを醸造する瓶(かめ)を「みわ」というところから、「三輪」と、その別名の「三室(...
うまさけ‐の【味酒の】
[枕]「うまさけ」に同じ。「—三諸(みもろ)の山に立つ月の」〈万・二五一二〉
うまさけ‐を【味酒を】
[枕]《「を」は間投助詞》 1 「うまさけ」に同じ。「—三輪の祝(はふり)(=神主)が斎(いは)ふ杉」〈万・七一二〉 2 「神奈備(かむなび)山」にかかる。酒をつくるのに米をよく噛(か)んで吐...
ため‐つ‐もの【多明物/多米都物/味物】
1 味のよい食べ物。うまいもの。「鼻口また尻より、種々(くさぐさ)の—を取り出(いだ)して」〈記・上〉 2 大嘗会(だいじょうえ)のとき、臣下に賜る酒・食べ物の総称。「献ずるところの—」〈貞観儀...
み
[接尾] 1 形容詞・形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。 ㋐そういう性質や状態、また、そういう感じを表す。「暖か—」「ありがた—」「新鮮—」 ㋑そういう状態の場所を表す。「深—にはまる」「茂—...
み【味】
[名]舌の感覚の一つ。あじ。味覚。 [接尾]助数詞。飲食物や薬品などの種類を数えるのに用いる。「漢方薬三—」
み【味】
[音]ミ(呉) ビ(漢) [訓]あじ あじわう [学習漢字]3年 〈ミ〉 1 食べ物のあじ。「味覚/甘味・苦味・五味・香味・酸味・滋味・珍味・美味・不味・風味・調味料」 2 漢方で、薬種。「加...
み‐かい【味解】
[名](スル)じっくりと趣を味わい、理解すること。「芭蕉の句を—する」
み‐かく【味覚】
味を感じる感覚。唾液(だえき)に溶けた化学物質が主に舌を刺激することによって起こり、甘さ・酸っぱさ・塩辛さ・苦さを感じ取る。「—をそそる」「—の秋」 [補説]近年、甘味、酸味、塩味、苦味と並んで...