あまのかるも【海人の刈藻】
平安末期から鎌倉初期にかけて成立した物語。4巻。作者不詳。権大納言と藤壺の女御との悲恋を描く。 大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)の歌集。明治3年(1870)発表。閑雅な詩境が平明に歌われている。
あみ‐め【編(み)目】
1 編み物の単位になる、糸を編んだからみ目。「—を数える」 2 糸や竹などを編み合わせたときにできるすきま。「—の粗い竹垣」
あや‐すぎ【綾杉】
1 サワラの園芸品種ヒムロの別名。 2 エンコウスギの別名。 3 杉の薄板を網代(あじろ)のように編んだ垣。 4 鼓や三味線の胴の内部に彫る、ジグザグ模様。
あや‐ひがき【綾檜垣】
檜(ひのき)の薄板で網代(あじろ)に編んだ垣根。
あら【荒/粗】
[名] 1 魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭。「ブリの—」 2 米のぬか。また、もみ。 3 人の言動や作品のよくないところ。おちど。欠点。「—を探す」 [接頭]名詞に付く。 1 細か...
あら‐がき【荒垣/荒籬】
《「あらかき」とも》 1 すきまの大きい垣根。 2 神社の外側を囲う目の粗い垣根。
あらがき‐の【荒垣の】
[枕]垣は内外を隔てるところから、「よそ(外)」にかかる。「里人の言寄せ妻を—よそにや我が見む」〈万・二五六二〉
あん‐ど【安堵】
[名](スル)《「堵」は垣根の意》 1 気がかりなことが除かれ、安心すること。「—の胸をなでおろす」「無事を聞いて—した」 2 垣根の内の土地で安心して生活すること。また、その場所。「それより八...
い【斎】
[接頭]名詞に付いて、清浄な、神聖な、忌み清めた、の意を表す。「—串(ぐし)」「—垣」
い‐がき【斎垣】
《「いかき」とも》神社など、神聖な場所に巡らした垣。瑞垣(みずがき)。玉垣(たまがき)。「ちはやぶる神の—も越えぬべし今は我が名の惜しけくもなし」〈万・二六六三〉