ま‐せ【籬/笆/間狭】
1 《「間狭(ませ)」の意か》「籬垣(ませがき)1」に同じ。 2 劇場の枡の仕切り。
ませ‐がき【籬垣】
1 竹・柴(しば)などを粗く編んでつくった低い垣。ませ。まがき。 2 柴などを両方から当てて杭(くい)の見えないように結った垣。
ませ‐ごし【籬越し】
1 籬垣(ませがき)を越えて事をすること。「—に麦はむ駒のはるばるに及ばぬ恋も我はするかな」〈古今六帖・二〉 2 籬垣を越えて品物を授受すること。一説に、麦菓子のこととも。「これ、—にさぶらふ、...
まつのみどり【松の緑】
長唄。杵屋六翁(4世六三郎)が、娘の改名披露の祝賀曲として作曲。天保11〜安政2年(1840〜1855)の成立。素踊りとしても用いられる。
うた沢。仮名垣魯文作詞、哥沢土佐太夫作曲。芝派だけ...
まつり‐こ・む【祭り込む】
[動マ五(四)] 1 尊いものとしてある場所に安置して祭る。「先祖代々の墓の中に新仏を—・むからであろう」〈漱石・趣味の遺伝〉 2 名目だけの地位につけて、ていよく遠ざける。「足下のような好色漢...
まほら‐ま
「まほら」に同じ。「大和は国の—畳(たた)なづく青垣山隠(やまごも)れる大和しうるはし」〈景行紀・歌謡〉
まほろ‐ば
「まほら」に同じ。「大和は国の—畳(たた)なづく青垣山籠(やまごも)れる大和しうるはし」〈記・中・歌謡〉
まゆん‐がなし【真世がなし】
《沖縄方言で、豊作・幸運の神の意》沖縄県石垣島の川平(かびら)で、陰暦9月の節祭りに来訪する神。青年たちが覆面をし、蓑(みの)・笠(かさ)をつけてこの神に仮装し、家々を回る。
み‐あみ【身網】
定置網の主となる部分で、垣網によって導かれた魚群を囲う袋状の網。囲い網。胴網。
みお‐つ‐くし【澪標】
1 《「澪(みお)つ串(くし)」で、「つ」は助詞「の」の意》澪にくいを並べて立て、船が往来するときの目印にするもの。和歌では「身を尽くし」にかけて用いることが多い。みおぎ。みおぐい。みおじる...