くら‐まぎれ【暗紛れ】
暗やみに紛れること。また、その時刻や場所。「花が雪あかりのような作用をして、あたりの物象を—から浮き上らせているのであろうか」〈谷崎・少将滋幹の母〉
く‐り【庫裏/庫裡】
1 寺院で、食事を調える建物。庫院(くいん)。 2 住職やその家族の住む場所。
くり‐や【厨】
《「涅(くり)屋(や)」の意で、黒くなっているところから》食物を調理する場所。台所。
くろ‐みす【黒御簾】
歌舞伎の舞台で、下座音楽を演奏する場所。江戸では文政(1818〜1830)ごろまで上手(かみて)にあり、のち下手(しもて)になった。中の演奏者が客席から見えないように黒いすだれを下げるのでいう。
クンタキンテ‐とう【クンタキンテ島】
《Kunta Kinteh Island》ガンビアの首都バンジュルから東に約30キロメートル、ガンビア川河口にある小島。かつての西アフリカにおける奴隷貿易の拠点となった場所。旧称、ジェームズ島。...
けいこ‐だい【稽古台】
1 舞踊などの稽古のために設けられた板張りの場所。 2 稽古のために使われるものや人。稽古の相手。
けい‐じょう【刑場】
死刑を執行する場所。
けし‐くち【消し口】
《「けしぐち」とも》火事で、消火に取りかかる場所。
けっ‐かい【結界】
1 仏語。 ㋐教団内の僧が戒律を犯さないように一定の区域を制限すること。また、その区域。外からの出入りを制限する摂僧界(しょうそうかい)、衣を脱いでも過ちとならない摂衣界(しょうえかい)、食物の...
けん【険/嶮】
[名・形動] 1 山などのけわしいこと。また、その場所。難所。「箱根の山は天下の—」〈鳥居忱・箱根八里〉 2 困難が多いこと。「—を冒し危きを凌ぎ」〈中村訳・西国立志編〉 3 (「権」「慳」とも...