たじゅう‐らい【多重雷】
同じ経路に沿って2回以上の雷撃が発生する雷。ふつう、数十ミリ秒の間隔で、平均3回から4回の雷撃が繰り返される。
たじゅう‐りょうしいど【多重量子井戸】
量子井戸の構造を周期的に多層化したもの。青色発光ダイオードや半導体レーザーなどに利用される。MQW(multiple quantum well)。
たじゅう‐ろくおんき【多重録音機】
⇒エム‐ティー‐アール(MTR)
たじゅう‐ろこう【多重露光】
写真撮影時、フィルムなどの1こまに2回またはそれ以上露光する撮影法。また、1枚の印画紙に二つ以上のネガの焼き付けを行うことや、フォトレタッチソフトを使って画像を重ね合わせる手法も指す。多重露出。
たじゅう‐ろしゅつ【多重露出】
⇒多重露光
た‐じょう【多情】
[名・形動] 1 情が深くて、感じやすいこと。また、そのさま。「—な青年期」「—多感」 2 異性に対する心が移りやすいこと。また、そのさま。移り気。「—な人」
たじょう‐たかん【多情多感】
[形動][文][ナリ]感情が豊かで感受性の鋭いさま。「—な少年時代」
たじょうたこん【多情多恨】
尾崎紅葉の小説。明治29年(1896)発表。亡妻に対する主人公鷲見柳之助(すみりゅうのすけ)の愛情の微妙な推移を、言文一致の文体で描く。
たじょう‐たこん【多情多恨】
[名・形動]感じやすいために、うらんだり悔やんだりする気持ちの多いこと。また、そのさま。「芸術家は本来—だから」〈漱石・吾輩は猫である〉 [補説]書名別項。→多情多恨
たじょうぶっしん【多情仏心】
里見弴(さとみとん)の小説。大正11〜12年(1922〜23)発表。主人公藤代信之の女性遍歴を通して人間の真心を描く。