かん‐いん【官印】
1 官庁・官吏が職務に使う公式の印。 2 律令制で、太政官(だいじょうかん)の印。外印(げいん)。
かん‐いん【官員】
官吏。役人。明治時代に使われた語。
かん‐かい【官海】
官吏の社会を広い海にたとえた語。「—の風波穏かならず」〈紅葉・二人女房〉
かん‐かい【官界】
官吏の社会。役人の世界。
かん‐かん【閑官】
仕事の少ない、あまり重要でない官職や官吏。「この人、—の昔、五部の大乗経を一字三礼に書き供養して」〈太平記・一三〉
かん‐き【官紀/官規】
官吏が職務上守るべき規律。「—を粛正する」
かん‐けん【官憲】
1 官庁・役所。また、官吏・役人。特に警察関係にいう。「—の手を逃れる」 2 政府・官庁の規則。
かん‐けん【官権】
政府の持つ権力。また、官庁や官吏の権限。
かんこう‐り【官公吏】
官吏と公吏。国家公務員と地方公務員。
かんさつ‐ぎょし【監察御史】
中国で、官吏を監察し、また、地方を巡察して行政を監視した官。秦代に設けられた御史を隋代に改称したもので、清代まで受け継がれ、中華民国成立後は監察院となった。