せき‐すん【尺寸】
《1尺と1寸の意から》ほんのわずかの長さや広さであること。また、わずかなこと。ささいなこと。しゃくすん。「—の地」「—の兵」
ちょうぜつ‐さんずん【長舌三寸】
人前では調子のいいことを言い、かげでは舌を出して笑うこと。
ちょっ‐と【一寸/鳥渡】
[副]《「ちっと」の音変化。「一寸」「鳥渡」は当て字》 1 物事の数量・程度や時間がわずかであるさま。すこし。「—昼寝をする」「—の金を惜しむ」「今度の試験はいつもより—むずかしかった」 2 ...
ちょ‐と【一寸/鳥渡】
[副]《「ちと」の変化した語。「一寸」「鳥渡」は当て字》「ちょっと」に同じ。「—一目(いちもく)見た所では」〈福沢・福翁自伝〉
つだ‐つだ【寸寸/段段】
[形動ナリ]細かくばらばらなさま。ずたずた。「—ニ切リ離ス」〈日葡〉
どう‐すん【同寸】
同じ寸法。同じ長さ。
なわ‐さんずん【縄三寸】
「三寸縄(さんずんなわ)」に同じ。「捕って引っ敷き、—に締め上ぐれば」〈浄・油地獄〉
はっ‐すん【八寸】
1 1寸の8倍の長さ。約24.2センチ。 2 懐石料理で、主客が杯の献酬をする際の取り肴(ざかな)。また、それを数種類盛り合わせる約24センチ四方の器。白木(しらき)製であるが、会席料理では塗り...
ふしみ‐さんずん【伏見三寸】
伏見でつくられた葛籠(つづら)。小形の衣類入れで、庶民の嫁入り道具の一。「—の葛籠一荷」〈浮・五人女・二〉
ほう‐すん【方寸】
1 1寸(約3センチ)四方。ごくわずかな広さをいう。「—の地」 2 《「蜀志」諸葛亮伝から。昔、心臓の大きさは1寸四方と考えられていたことによる》胸の中。心。「万事—の中にある」