いき‐せき【息急き】
[副]息をはずませて急ぐさま。「小さい軌道列車が大粒な火の粉を散らしながら、—彼等を追い抜いて行った」〈志賀・真鶴〉
いき‐わか・れる【生(き)別れる】
[動ラ下一][文]いきわか・る[ラ下二]肉親などが生きたままで離れ離れになる。「小さいときに—・れた兄」
いく‐ぶん【幾分】
[名]いくつかに分けたうちの一部分。いくらか。「もうけの—かを分けてやる」 [副]程度が小さいさま。いくらか。少し。「—気がひける」「—できが悪い」
いけ【池】
1 くぼ地に自然に水がたまった所。また、地面を掘って水をためた所。ふつう湖沼より小さいものをいう。 2 硯(すずり)の水をためるところ。海。 [補説]作品名別項。→池
いささ
[接頭]名詞に付いて、小さい、わずかな、ささやかな、などの意を表す。「—小川」
いさら
[接頭]水に関係あることを表す名詞に付いて、小さい、細い、少ない、という意を表す。「—波」「—水」
いた‐つき【平題箭】
練習用の、先のとがっていない小さい鏃(やじり)。また、その鏃をつけた矢。「はやく左の目に—立ちにけり」〈宇治拾遺・一五〉
いち‐ぞく【一粟】
一粒の粟(あわ)。転じて、きわめて小さい物のたとえ。「大海の—」
いち‐よう【一葉】
1 1枚の葉。ひとは。 2 平らで薄いもの、または小さいものを数える語。 ㋐紙などの1枚。「—の写真」 ㋑《1の形に似ているところから》小舟などの一そう。「—の軽舟」 3 桜の一品種。サトザクラ...
いっ‐すん【一寸】
1 尺貫法の長さの単位。→寸 2 わずかな時間・距離・量、また小さい物事のたとえ。「—のひまも惜しむ」「—のすきもない構え」