もう‐とう【毛頭】
[副](あとに打消しの語を伴って)毛の先ほども。少しも。「疑う気持ちは—ない」 [補説]ふつう、気持ちや意思が無いことについて言い、「月末で金が毛頭ない」のようには言わない。
もち‐ぐされ【持(ち)腐れ】
所有していながら、少しも役立てないでおいてあること。「宝の—」
もっ‐けい【木鶏】
《「ぼっけい」とも》 1 木製のにわとり。 2 (1から転じて)少しも動じない最強の闘鶏。また、強さを秘め、敵に対してまったく動じないことのたとえ。
もっとも【尤も】
[名・形動]道理にかなっていること。なるほどその通りだと思われること。また、そのさま。当然。「—な言い分」「いやがるのも—なことだ」 [接]前の事柄を肯定しつつ、例外あるいは一部相反する内容...
もはら【専ら】
[副] 1 「もっぱら」に同じ。「生前—十二頭陀を行持して」〈正法眼蔵・行持上〉 2 (あとに打消しの語を伴って)まったく。少しも。「—かかるあだわざなどし給はず」〈源・手習〉
油断(ゆだん)も隙(すき)もな・い
少しも油断することはできない。油断がならない。「相手は策士だから—・い」
ゆめ
[副]《3が原義》 1 (あとに禁止を表す語を伴って)決して。必ず。「—油断するな」 2 (あとに打消しの語を伴って)少しも。夢にも。「ここで会えるとは—思わなかった」 3 つとめて。気をつけて...
ゆめ‐さら【夢更】
[副]《「ゆめにも」と「さらに」との意味が複合してできた語か》(あとに打消し、禁止を表す語を伴って)少しも。夢にも。「自分ひとり…困ってるのは—楽なことではない」〈中勘助・銀の匙〉
ゆめ‐に【夢に】
[副](あとに打消しの語を伴って)少しも。まったく。「—乱れたるところおはしまさざめれば」〈源・少女〉
ゆめに‐も【夢にも】
[副](あとに打消しの語を伴って)少しも。いささかも。「うまくいくとは—考えていなかった」