いちりゅう‐まんばい【一粒万倍】
《「報恩経」四から。一粒の種が万倍となって稲穂のように実るという意》 1 わずかなものが非常に大きく成長することのたとえ。また、少しでも粗末にできないという気持ちをも表す。「—の成功」〈魯文・安...
いっ‐こう【一向】
[名]「一向宗(いっこうしゅう)」の略。
[副](「一向に」の形で用いる) 1 全然。まったく。「何を言われても—に動じない」 2 (あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「—に存じま...
一刻(いっこく)を争(あらそ)・う
少しの時間も無駄にできず、急がねばならない。急を要する。「事態は—・う」
一糸(いっし)乱(みだ)れ◦ず
少しも乱れず、整然としている。「—◦ず行進する」
いっ‐しゅ【一種】
1 ㋐一つの種類。ひといろ。 ㋑同類の中で、少し異なるもの。「イルカはクジラの—である」 2 ある意味で、ほぼ同類と思われるもの。「彼は—の天才である」 3 (副詞的に用いて)どことなく、また、...
いっすん‐きざみ【一寸刻み】
いっぺんに殺さず、少しずつ切って苦しめること。また、物事が少しずつ進行すること。「参詣人の列が—に進む」「私の命を—に捨てて行くようにつらい」〈康成・十六歳の日記〉
一寸(いっすん)先(さき)は闇(やみ)
ほんの少し先のことも全く予知できないことのたとえ。
いっすん‐だめし【一寸試し】
少しずつ切り刻むこと。または、そのようにして苦しめること。一分(いちぶ)試し。
いっ‐ちょくせん【一直線】
1 一つの直線。「—上の点」 2 少しのゆがみもないこと。まっすぐ。「—に並ぶ」「—に自宅に帰る」
いっ‐てん【一点】
1 一つの点。一つの場所。「平面上の—」「壁の—を見つめる」 2 わずかなこと。ほんの少し。「—のかげりもない」 3 競技やゲームの一得点。 4 作品や品物の一つ。「佳作—」 5 昔、漏刻(ろう...