ほう‐かい【崩壊/崩潰】
[名](スル) 1 くずれてしまうこと。こわれてしまうこと。「地震で建物が—する」「家庭の—」 2 放射性原子核が放射線を出して他の種類の原子に変化する現象。放出される放射線により、α(アルファ...
ほうかい【崩壊】
有馬頼義の小説集。昭和12年(1937)刊。
ほうかい‐けいれつ【崩壊系列】
放射性崩壊を繰り返すことでつくられる、一連の放射性核種の系列。天然放射性核種の崩壊系列としてウラン系列、アクチニウム系列、トリウム系列があり、人工放射性核種としてネプツニウム系列がある。放射性崩...
ほうかい‐ずしき【崩壊図式】
放射性崩壊の推移を図式化したもの。放射性元素の原子核が崩壊する際に放出する放射線の種類とエネルギー、崩壊後に生成される核種およびその確率などを横線と矢印で表している。壊変図式。
ほうかい‐せいせいぶつ【崩壊生成物】
放射性崩壊によって生じる核種。その多くは放射性核種であるため、安定同位体になるまで、崩壊が繰り返される。
ほうかい‐ていすう【崩壊定数】
放射性元素や不安定な素粒子などが崩壊をする際の、単位時間当たりの確率。崩壊定数をλ、半減期をT(秒)とすると、λ=loge2/Tとなり、逆比例の関係で表される。壊変定数。
ほうかい‐ねつ【崩壊熱】
放射性物質が崩壊する過程で発生する熱。原子炉では、運転停止後も核分裂生成物の崩壊が続くため、一定の期間、崩壊熱の除去が必要となる。→放射性崩壊