しちじょうおおみや‐ぶっしょ【七条大宮仏所】
定朝(じょうちょう)の子といわれる覚助(かくじょ)の次男、院助(いんじょ)を祖とする仏所。京都七条大宮にあった。平安後期に院派の仏師が活躍したが、鎌倉時代以後は七条仏所におされて衰えた。
しちじょう‐どおり【七条通り】
京都市中央部を東西に通じる道路。京都駅の北側を通り、平安京の七条大路にあたる。
しち‐だいしがく【七大私学】
平安初期、貴族が京都に設けた七つの大学別曹。弘文院・勧学院・文章院・綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)・学館院・淳和院(じゅんないん)・奨学院。
しちほんまつ‐どおり【七本松通り】
京都市街地西部を南北に走る道路の呼び名。大報恩寺をはじめ、周辺には寺院が多い。全長約6.4キロ。平安京の皇嘉門(こうかもん)大路にあたる。
しちよう‐れき【七曜暦】
七曜の位置を記した暦。平安時代以降、元日の節会(せちえ)に中務(なかつかさ)省が陰陽寮に命じて奉った。七曜の御暦(ごりゃく)。
しつらい【設い】
1 「設(しつら)え」に同じ。「テーブル—をする」 2 (「室礼」「補理」とも書く)平安時代、宴・移転・女御入内などの晴れの日に、寝殿の母屋や庇(ひさし)に調度類を配置して室内の装飾としたこと。
しとみ【蔀】
1 平安時代から住宅や社寺建築において使われた、格子を取り付けた板戸。上部に蝶番(ちょうつがい)をつけ、外または内側に水平に釣り上げて開ける。しとみど。 2 和船の舷側に立てて波しぶきや日光など...
しど‐の‐つかい【四度の使】
奈良・平安時代、国司が行政・財政の実態を朝廷に上申するため、四度の公文(くもん)を持参して上京させた使者。大帳使・正税使(しょうぜいし)・貢調使・朝集使のこと。しどし。よどのつかい。
し‐なごん【四納言】
平安時代、一条天皇のころに、才芸の特にすぐれているといわれた四人の納言。権大納言藤原公任(ふじわらのきんとう)・権中納言藤原斉信(ふじわらのなりのぶ)・権中納言源俊賢(みなもとのとしかた)・権中...
しの・ぶ【偲ぶ】
《上代は「しのふ」で、ハ行四段活用。平安時代になって、「忍ぶ」(本来は上二段活用)と混同して「しのぶ」となり、上二段にも活用》 [動バ五(四)] 1 過ぎ去った物事や遠く離れている人・所などを...