ひきで‐もの【引(き)出物】
《もと、馬を庭に引き出して贈り物にしたところから》祝宴のときなどに、主人から招待客におくる贈り物。引き物。
ひき‐と・く【引き解く】
[動カ四]引いて結び目や閉じ目を解く。「算の袋を—・きて算をさらさらと出しければ」〈宇治拾遺・一四〉
ひき‐とど・める【引き止める/引き留める】
[動マ下一][文]ひきとど・む[マ下二]「ひきとめる」に同じ。「帰ろうとするのを—・める」
ひき‐と・める【引(き)止める/引(き)留める】
[動マ下一][文]ひきと・む[マ下二] 1 引っ張ったり声をかけたりして止まらせる。「通りすがりの人を—・める」 2 立ち去ろうとする人をとどまらせる。ひきとどめる。「深夜まで客を—・める」 3...
ひき‐とり【引(き)取り】
1 立ち去ること。退くこと。「お—を願う」 2 引き受けて手もとに置くこと。「不要の品物の—」 3 受け取りの証文。また、奉公人を引き受けるという証文。「—を入れて、とうとう背負(しょ)って帰っ...
ひきとり‐て【引(き)取り手】
引き取る人。ひきとりにん。「—のない遺失物」
ひきとり‐にん【引(き)取り人】
「引き取り手」に同じ。
ひき‐と・る【引(き)取る】
[動ラ五(四)] 1 その場を立ち去る。退く。「奥の間へ—・る」「どうぞお—・りください」 2 ㋐手もとに受け取る。引き受けて手もとに置く。「売れ残りを—・る」 ㋑引き受けて世話をする。「遺児を...
ひき‐ど【引(き)戸】
鴨居(かもい)と敷居の溝にはめ込み、左右に開閉する戸。遣(や)り戸。
ひき‐どうぐ【引(き)道具】
歌舞伎で、屋台や張り物などの大道具の下に車をつけ、前後・左右または斜めに移動させて舞台の情景を変える装置。