ごぜん‐じあい【御前試合】
武家時代、将軍や大名の面前で行った武術の試合。また、天皇の前で行う試合。天覧試合。
ごぜん‐じょうとう【御膳上等/御前上等】
等級が最も上であること。最上等。「三河屋の二階に登りたまいて、—の料理を命じたまいつ」〈逍遥・諷誡京わらんべ〉
ごぜん‐たちばな【御前橘】
ミズキ科の常緑多年草。高山の林下に生え、高さ8〜12センチ。茎の頂に、卵形の葉がふつう6枚輪生する。夏、白い4枚の苞(ほう)をもつ多数の小花をつけ、実は丸く、赤く熟す。石川県白山の御前峰で発見された。
ごぜん‐ちょくし【御前勅使】
古代、斎宮・斎院の御禊(ごけい)のとき、川原まで供奉(ぐぶ)した勅使。
ごぜん‐の‐こころみ【御前の試み】
五節(ごせち)第2日の寅(とら)の日の夜、天皇が五節の舞姫の舞を清涼殿などでご覧になる儀式。五節の試み。五節の御前の試み。
ごぜん‐ひこう【御前披講】
宮中御歌会のとき、天皇の前で和歌を詠み上げること。
み‐さき【御先/御前】
1 貴人などの先払い。前駆。 2 神が使者として遣わす動物。カラス・キツネなど。 3 変死人の霊魂。特に、西日本地方でいう。
み‐まえ【御前】
神仏や貴人の前。おまえ。