あく‐じょう【悪尉】
能面の一。強く恐ろしい表情をした尉(老翁)の面。多く老神・怨霊(おんりょう)などに用いる。
あく‐む【悪夢】
1 いやな恐ろしい夢。また、不吉な夢。「—にうなされる」 2 夢としか思えないような、思い出すのもいやで恐ろしい現実のたとえ。「戦争の—」
あっ‐き【悪鬼】
1 たたりをする恐ろしい妖怪。 2 仏法に敵対する心の邪悪な鬼神。
いち‐はや・し【逸早し/逸速し】
[形ク]《「いち」は、勢いのはげしい意の接頭語、「はやし」は、激しい、鋭いなどの意》 1 霊威・霊験が著しく恐ろしい。「熱田神(あつたのかみ)、—・くおはしまして…やがてたち所に、罰せさせおはし...
い‐りょく【偉力】
すばらしい効果をあげるような力。すぐれた力。「この昂奮剤は、恐ろしい—を現した」〈葉山・海に生くる人々〉
うとまし・い【疎ましい】
[形][文]うとま・し[シク]《動詞「うとむ」の形容詞化》 1 好感がもてず遠ざけたい。いやである。いとわしい。「名前を聞くのも—・い」 2 異様で恐ろしい。気味が悪い。不気味である。「深き山の...
うなさ・れる【魘される】
[動ラ下一][文]うなさ・る[ラ下二]恐ろしい夢を見るなどして、眠ったまま苦しそうな声を立てる。「悪夢に—・れる」
えず・い
[形]《中世・近世語》 1 不快である。いとわしい。「きたなさうに、—・い色が見へたぞ」〈史記抄・佞幸列伝〉 2 怖い。恐ろしい。〈日葡〉 3 ひどい。乱暴である。「お家主どのへことわって、—・...
えんま‐がお【閻魔顔】
閻魔王のような恐ろしい顔つき。えんまづら。
おお‐かみ【狼】
1 《「大神」の意》食肉目イヌ科の哺乳類。中形で、吻(ふん)が長く、耳は立ち、先がとがり、尾が太い。ヨーロッパ・アジア・北アメリカに分布。春から夏にかけて家族単位で暮らし、冬には群れをつくって共...