まち‐だい【町代】
江戸時代、京都の町役人。管内の町年寄を率いて、町内を取り締まった。ちょうだい。
まち‐どうしん【町同心】
江戸町奉行配下の同心。町方同心。
まち‐どしより【町年寄】
江戸時代の町役人。江戸では町奉行に属し、奉行所のお触れ・指令の伝達、町内の収税、町名主の監督などに当たった。大坂の惣年寄(そうどしより)に相当する。
まち‐なぬし【町名主】
江戸時代、町の支配に当たった町役人。地域により町年寄・町代・肝煎(きもいり)などとも称した。江戸の場合、町年寄の下に、数町から十数町に一人の町名主が置かれていた。
まち‐びきゃく【町飛脚】
江戸時代、民間経営の飛脚。幕府の許可を受けて寛文3年(1663)に開業。主に江戸・大坂・京都を中心に全国に普及した。
まち‐びけし【町火消し】
江戸時代、町人が自治的に設けた消防組織。江戸では町奉行の管理下に、いろは47組(のち、48組)があった。→定火消(じょうびけ)し →大名火消し
まち‐ぶぎょう【町奉行】
江戸幕府の職名。寺社奉行・勘定奉行とともに三奉行の一。老中に属し、江戸の町方の行政・司法・警察など民政全般をつかさどった。京都・大坂・駿府(すんぷ)などにもあったが、単に町奉行といえば江戸のもの...
まち‐ぶれ【町触れ】
江戸時代、幕府や大名が町中へ法令を触れること。また、その法令。
まち‐ぼり【町彫(り)】
江戸時代の装剣金具で、将軍家・大名家の御用を務めた後藤家の家彫りに対し、それ以外の在野の金工が彫ったもの。また、その流派の総称。横谷宗珉(よこやそうみん)に始まる。
まち‐まわり【町回り/町廻り】
1 芝居の興行で、役者などがあいさつや宣伝のために町中を回ること。 2 江戸時代、町飛脚が金銭や書状の集配のために町を回り歩いたこと。